【ビデオ】ダイハツ、3Dプリンタで作る「コペン」専用のカスタム外装パネルをストラタシス社と共同開発
これまで、3Dプリンタで製作された自動車のパーツといえば、個人による自作が多かった。しかし今、変化が起ころうとしている。自動車メーカーが多彩なカスタマイズを提供するために、3Dプリンタを活用しようとしているのだ。ダイハツは、3Dプリンタメーカーの「Stratasys(ストラタシス)」、インダストリアルデザイン企業「znug design(ツナグ デザイン)」の根津孝太氏、3Dクリエイターのソン・ジュンジェ氏と提携して、「顧客自身がデザインしたドレスアップ用パーツを3Dプリンタで製造するサービス」を間もなく開始するという。軽オープンカー「コペン」のバンパーなどに装着する「Effect Skin(エフェクトスキン)」と呼ばれる専用パーツを、好みの色やパターンから選択するだけでなく、ユーザーがパラメーターを調整して自分だけのデザインで製作できるようになるのだ。

骨格+樹脂外板構造を持つコペンは、ボディパネルを好みに合わせて「着せ替え」可能であることから、3Dプリンタ製ドレスパーツの交換も比較的簡単に行えるはず。今後は3Dプリンティング技術によって様々なカスタマイズが実現すると思われる。

ダイハツが、3Dプリンタで作る「コペン」専用のカスタム外装パネルをストラタシス社と共同開発

3Dプリンタで生み出されるエフェクトスキンはまず、複雑な幾何および有機的形状を持つ15種類のベースパターンと10種類のカラーから組み合わせを選択する。さらにパラメータを調整することで、デザインを無限に変化させることができるという。従来の方法でプラスチックのパーツを製造すると、金型を製作しなければならないため2~3カ月ほど掛かるが、3Dプリンティング技術を使えば2週間で完成すると、ダイハツ製品企画部でチーフエンジニアを務める藤下修氏はビデオの中で説明している。

現在、エフェクトスキンは市販化に向けて準備が進められており、2017年にはコペンの前後バンパーやフェンダーをドレスアップするパーツの提供が可能になる。このパネルはストラタシス製の「Fortus Production 3Dプリンタ」により、衝撃や紫外線抵抗性を備えたASA熱可塑性樹脂を用いて製造されるという。これによって自分だけのコペンを作り上げることができるようになる。アフターマーケットで売られているような粘着テープで貼り付けるクロームのガーニッシュを買いにいくより断然クールだ。

ストラタシスの公式サイトに詳しい説明があるので、そちらもご覧いただきたい。




By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー