米国のクラシックなピックアップ・トラックを描いた切手が登場
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切手収集家やトラック愛好家(特にトラック好きの切手収集家)に朗報だ。これまでにもアメリカの自動車の歴史を称える切手を発行してきた米国郵便公社(USPS)から、4台のクラシック・トラックを描いた新作切手が発表されたのだ。

USPSから発行された切手では、2013年に1960年代のマッスルカー、2014年に1932年型フォードのホットロッドが図案に選ばれているが、今回のテーマは「米国人が1世紀近くもの間に運転してきた、頑丈で頼もしい働くクルマ」を代表するモデルだという。選ばれたのは、1938年製のインターナショナル・ハーベスター社製トラックから1965年製のフォード車まで、様々な年代の4台だ。

中でも最も古いモデルは、1938年製インターナショナル・ハーベスター「D-2」だ。同車は設計要素にスタイリングを初めて考慮に入れたトラックとして知られている。それまでトラックといえば実用性のみを重視するのが当たり前だったが、D-2はクロームメッキのトリム、湾曲したグリル、2つに分かれたフロントガラスを採用するなどデザイン性が高い。

そして、1948年型「F-1」は、第2次世界大戦後にフォードが初めて全てを新開発したトラックだ。従来のフォード製乗用車をベースとせず、より洗練されたサスペンションを特徴としたこのモデルを、フォードは「100万ドルの運転席(Million Dollar Cab)」と呼んだ。発売開始の年に30万台以上を売り上げ、その人気の高さは現在の後継車「F-150」にも受け継がれている。

1947年モデルが初登場となるシボレーの「アドバンス・デザイン」シリーズは、戦後に初めて開発されたアメリカ製ピックアップ・トラックで、直列6気筒エンジンを搭載する。切手に描かれているのはその1953年型だが、発売から長年高い人気を保ち続けたため、シボレーは1955年までフルモデルチェンジする必要性を感じなかったという。

今回の記念切手の中で最も新しいモデルが、アイコニックな1965年型フォード「F-100」だ。このピックアップ・トラックは、フォードの「ツイン・アイビーム」と呼ばれる独立式フロント・サスペンションを備えた新型フレームが特徴。このサスペンションの設計は1996年まで何らかの形で採用され続けた。

なお、USPSではこの4台が選ばれた理由について、特に明らかにしていない。これらの記念切手は米国で7月15日に発売され、価格は20シート(1シートに切手20枚)で9.40ドル(約980円)。Forever切手なので、今後郵便料金が値上げされてもずっとFirst-Class(普通郵便)に使用することができる。フォード好きがシボレーを買う、またはシボレー好きがフォードを買う唯一の機会となるだろう。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー