アウディのルパート・スタッドラーCEO、「ドゥカティは売却しない」と明言
ドゥカティは売却しない」。アウディのルパート・スタッドラーCEOは、同社の傘下にあるイタリアの高級オートバイ・メーカーについて、英国の2輪車メディア『MCN』にそう語ったという。この非常に明快で決定的な発言は、今年3月にスタッドラー氏がドゥカティ売却の可能性について述べた、「(ドゥカティとランボルギーニは)アウディの一員であり、アウディと共にあることで、素晴らしい将来性が開ける」との言葉をあらためて決定づけたものと言えるだろう。

このような話が持ち上がる理由は、アウディが確立されたブランドで販売も好調であるにせよ、フォルクスワーゲン(VW)の傘下にあるためだ。ご存じのように、ここ数カ月、VWグループを巡る状況はあまり良好とは言えない。VWは排出ガス不正問題に関わる法的な対応費用として何十億ドルもの引当金を計上するなど、資金不足に陥る可能性を抱えている。そうした悪いニュースが続いた結果、VWは中核以外の事業を手放すのではないかという臆測が生まれたのである。

では、VWグループの大型トラック・ブランドは今後どうなるのだろうか? スウェーデンのトラック・メーカーであるスカニアと、ドイツ商用トラック大手のマンについても、今のところ売却される気配は見えない。というのも、VWが最近発表した新しいグループ戦略「TOGETHER – Strategy 2025」に、同社が引き続き大型トラック・セグメントに取り組む方針であることが盛り込まれているのだ。なお、この新戦略では、VWが電気自動車や自動運転の事業をさらに推し進めていく計画の概略が示されている


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー