ニコラ・モーター、新型ハイブリッド・セミトラックの予約が1ヶ月で2,400億円に達したと発表
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新興電気自動車メーカーのニコラ・モーター・カンパニーによるツイートはなかなか狡猾だ。同社の名前はテスラ・モーターズによって有名になった発明家のニコラ・テスラ氏(1856年-1943年)のファースト・ネームを賢く利用したものであり、Twitterの投稿にテスラ・モーターズのイーロン・マスクCEOの名前をタグ付けしているのだ。ニコラ・モーターを人気の電気自動車メーカーに関連づけて覚えてもらおうという魂胆である。

ニコラ・モーターの最近のツイートを例に挙げてみよう。

「信じられない。1カ月で先行予約金は23億ドルに達した。プレスリリースが出ている。世界を変えよう @elonmusk」
ニコラ・モーター・カンパニー(@nikolamotor) 2016年6月13日
23億ドル(約2,400億円)という数字について掘り下げる前に、別の投稿もご紹介しよう。同社のバッテリーには18650規格のリチウム・イオン・セルが使用されているそうで、これはご想像通り、テスラが使用しているセルと同じものだ。

「ここだけの話、ニコラのバッテリー・システムは、18650規格のセルを3万2,000個つなぎ合わせた320kWhのバッテリーパックだ。これは本当。」 ニコラ・モーター・カンパニー(@nikolamotor) 2016年5月10日
23億ドルの話に戻そう。先月、ニコラ・モーターは2タイプの新型プラグイン・モデルを発表した。1台目は天然ガスと電気のハイブリッド・システムを搭載したセミトラック「Nikola One(ニコラ・ワン)」で、2台目は4輪駆動のフル電動UTV「Nikola Zero(ニコラ・ゼロ)」(2台の情報についてはこちらの記事をご覧いただきたい)。このうちセミトラックのニコラ・ワンに対する先行予約が、同社によれば23億ドルに達したというのである。

先月お伝えしたように、ニコラ・ワンの予約金はたった1,500ドル(約16万円)で全額払い戻しが可能だ。ニコラ・モーターのプレスリリースでは、7,000台の予約が入ったと発表されており、となると予約金は23億ドルではなく1,050万ドル(約11億円)ほどになるはず。同社に問い合わせたところ、「予約金ではなく、最終的なトラックの価格を計算すると23億ドルに達する」と答えている。当初、ニコラ・モーターはニコラ・ワンの価格を37万5,000ドル(この値段で7,000台の購入があったとすると26億ドル前後となる)と発表していたが、現在では、1台当たり「30万ドル~40万ドル(約3,120~4,160万円)という価格になる」としている。

同社によれば、ニコラ・ワンの開発中のプロトタイプが、12月2日にユタ州で公開される予定だという。


By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー