ドバイは、超高級車がたくさん走っている都市として有名だから、先日「世界一高価なタイヤ」としてギネス世界記録に認定されたタイヤが売れるのも納得できる。なんと、このタイヤにはダイヤモンドと24金の金箔が装飾されているのだ。

アラブ首長国連邦(UAE)の新聞『Gulf News』によれば、ドバイのZ Tyreが「ハイパフォーマンスタイヤを追求し、見出したその真価を賛美する」ため、世界にたった1つのタイヤを中国のセンチュリー・タイヤの協力を得て製作したという。

ベースとなったのは295/35ZR21というサイズのハイパフォーマンス・タイヤ「Z1」。これがまずイタリアに送られ、ジュエリー職人の手によって"Z"のロゴに特別に選び抜かれたダイヤモンドが埋め込まれる。その後、UAEの首都アブダビに渡り、現地の王室宮殿の建築に関わった職人によって金箔が貼られた。そしてドバイに戻り、約60万ドル(約6,300万円)で売却されたのだ。

Z TyreのCEO、Harjeey Kandhari氏は「我々は常にタイヤの性能を向上させるため傑出した技術と取り組みを大切にしています。その結果、ある顧客のために製作した特別なタイヤが世界記録を更新するなんて、これ以上ない喜びです」と、Gulf Newsに語っている。

さらに同氏は、「聖なるラマダンの精神をもって、このタイヤの収益全額を、世界の子供たちがよりよい教育を受けられるよう活動を行っているZenises Foundationに寄付します」と語った。

ドバイでは、我々にとって涙が出るほど高額なスーパーカーが走り回っている。桁外れの富裕層がそのスーパーカーに乗って、ドバイの街から砂漠へ続く長い道路で公道レースを楽しむのだ。だからドバイ警察はそんな違反者を取り締まるために、アストンマーティン「One -77」ランボルギーニ「アヴェンタドール」、そしてブガッティ「ヴェイロン」などをパトカーとして配備しているわけである。

ドバイ警察は今月、違法な公道レースを行った81台の車両を押収した。オーナーたちがクルマを取り戻すには、約280万円相当の返還費用と約140万円相当の罰金を支払わなければならないという。とはいえ違反者は必ず支払いを済ませて手元に戻さなければならないわけではない。そのため、過去にも例があるように、目を見張るほどのスーパーカーが砂漠の中で放置されたり朽ち果てたりすることだってあるのだ。




By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー