自動車関連システム及び部品の開発、製造、販売を手掛けるヴァレオジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展 2016 横浜」に、次世代ワイパーシステム「リモートクリーン4U」を出展した。

リモートクリーン4Uは、スマートフォンのアプリケーションを起動して遠隔操作でフロントガラスの霜取りと虫汚れ除去を行うことができる画期的なシステムだ。

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専用の溶液が入ったカートリッジもしくはリザーバータンクを搭載することで、専用のワイパーブレードを通して、霜取りや虫汚れ除去に最適な溶液をガラス表面に噴霧することが出来る。

カートリッジは交換することで、冬は解氷効果、春~秋は虫汚れ除去効果を発揮することが出来るということだ。



これまでは霜が降りてしまった場合、解氷剤やスクレーパーを使ったり、出発前にエンジンをかけてフロントガラスを温めたりすることが多かっただろう。

霜取り機能は、専用ワイパーブレードから溶液をしながら、通常のワイパーモードのように素早く動くのではなく、専用のゆっくりな解氷モードでワイパーブレードを動かすことで、90秒かからずにフロントガラスの霜を解凍してしまうとのことだ。


特に田園地帯の高速道路を虫が多い時に通ると、フロントガラスに大量の虫が衝突してかなり見づらい状態になったり、油膜などの原因となり、後に雨の日にぎらついたりすることもあるだろう。

そのような時に、これまでのワイパーではうまく虫の死骸を除去できることが出来ず、引き伸ばしてしまったり、固着してしまったりすることもあった。

この虫汚れ除去機能では、フロントガラスに張り付いた虫汚れを45秒程度で洗浄除去することが出来るとのこと。

なお、量産予定としては霜取り機能付きが2020年、虫取り機能付きが2021年に向けて車両メーカーに提案中とのことだ。

これらの機能は手間がかからないという面でもメリットが大きいが、自動ブレーキや自動運転などのカメラが正常に作動するためにはフロントガラスの汚れは常に除去しておく必要があるので、そのような先進機能をうまく活用するためには、今後このワイパーユニットは必須になってくるかもしれない。

ヴァレオジャパン 公式サイト
http://www.valeo.co.jp


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