"何かバカげたことをしなくてはいけないのなら、大胆にやった方がいい"。今回ご紹介するビデオの英国人男性のモットーは、おそらくこれだろう。彼は深い水溜りの中に果敢に進入し、即座に自分の不屈の精神を後悔するハメになった。

今月に入って、世界各地で洪水が発生している。テキサスや米国南部の記録的な洪水のほか、欧州の大都市、オーストラリアの沿岸でも豪雨となり、ドライバーや住民は暴風雨や水位の異常な上昇に直面している。英国紙『The Telegraph』がウェブサイトで紹介しているこの動画は、1ヶ月分に相当する雨量が1日で降り、浸水してしまったロンドンで撮影されたものだ。

映像に登場するドライバーは60歳のDarlington Imohr氏。彼はロンドン南部の橋の下にできた、深さ約1.8mの水溜りに勢いよく突っ込んだ。ところが水陸両用車としては知られていないボクスホール「ザフィーラ」は、直ちに浮き上がってしまう。ちなみにImohr氏はクルマが水没する前に消防団に助けられて無事だった。

しかし、水の中に突っ込まなくても道路で立ち往生している間に水位が上昇して水没の被害に遭うドライバーもいる。グレアム・プライス氏は『Daily Mail』に、「前にいたクルマが止まってしまった」と語っている。「その時はそれほど水位が高くなかったので、そのまま待っていた。すると、そのイライラがあっと言う間に恐怖に変わったんだ」。プライス氏のメルセデスは急上昇した水位に飲み込まれてしまった。10代の若者がレンガで窓ガラスを割り、同氏を救出したそうだ。

北アイルランドとスコットランドでも、ここ数日はひどい悪天候に見舞われ、現在も英国では大雨が続いている。深い水溜りに遭遇してしまったドライバーに対する最良のアドバイスは、決して全速力で通過しようと考えてはいけないということだ。アメリカ国立気象局は今週はじめ、ドライバーたちに「水没するより引き返そう」と、冠水した道路を渡ろうとして流されてしまうクルマのCG映像と共に呼びかけている。




By Erin Marquis
翻訳:日本映像翻訳アカデミー