世界最大のゲーム見本市 E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)で『Forza Horizon 3』に先制を許した『グランツーリスモSPORT』が、プレイ画面のダイジェスト映像を公開して反撃に出た。9分に及ぶこのビデオには、様々なサーキットや、マシンのショールーム画面、フォトモード用の新たなロケーションなどが収められている。

このグランツーリスモSPORT、ビジュアルは見事だ。ポリフォニー・デジタルが制作したこの映像には、リアリティ溢れる景観と、美しくレンダリングされたマシンが存分に映し出されている。照明の効果も素晴らしく、特に東京を舞台にしたコースのトンネル内の照明は卓越しており、『Forza Motorsport 6』を超え、おそらく『Forza Horizon 3』以上の出来栄えだろう。ただ1つ、このビデオに関して残念な点を挙げるなら、車内のカメラ・アングルがなく、ほとんどフロントバンパー視点からの画面とリプレイ映像ばかりであるということ。インテリアの再現性も確認したかった。

もう1つ気になる点は、長年このグランツーリスモが抱える人工的なエンジン音のクオリティが、新作では改善されているのかということである。プロデューサーの山内一典氏は、新たなオーディオ・システムを使ったと話っているが、YouTubeで確認する限りサウンドは従来同様にフェイク感が拭えず奥深さに欠ける。最終的にゲームが完成すれば、PS4をそれなりのオーディオ装置に接続してプレイすることで、より豊かで没入感のあるサウンドにすることは可能だろう。しかし、グランツーリスモSPORTのサウンドに疑問を抱いているのが我々だけではないということは指摘しておきたい。




By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー