【ビデオ】ホンダ「シビック TYPE R」、欧州の代表的な5つのサーキットで量産FF車の最速記録を樹立
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欧州の自動車メーカーは、常日頃から優れたホットハッチの開発に力を入れている。その地元でルノーセアトを打ち負かすべく、ホンダの「シビック TYPE R」(量産前の試作車)は2014年5月にドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分50秒63という当時のFF車最速記録を打ち立て、日本のレジェンド復活を宣言した。ところが今年4月に、フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI クラブスポーツS」で7分49秒21というラップレコードを樹立し、最速FF車の座を奪取。これに対してホンダは、「グリーン・ヘル」(ニュルブルクリンク北コースの愛称)に戻って再度反撃に挑むのではなく、公道用タイヤを装着した未改造のシビック TYPE R量産車を引っ提げて、欧州にある他の5つのGPサーキットでリベンジを行った。

ホンダの挑戦は今年4月、F1イギリスGPの開催地シルバーストーン・サーキットから始まった。英国ツーリングカー選手権(BTCC)で3度のチャンピオンに輝いたマット・ニールは、ウェットの路面で2分44秒45のラップタイムを記録し、その後ドライの路面でこれを上回る2分31秒85の新記録を樹立した。イギリスでFF車の最速記録を打ち立てたホンダは、次にベルギーに侵攻し、今年からホンダに移籍したロバート・ハフが、難所として有名な高速コーナー「オー・ルージュ」のあるスパ・フランコルシャン・サーキットにアタック。ここでは2分56秒91というタイムを達成する。さらに、F1イタリアGPが開催されるモンツァ・サーキットでも、世界ツーリングカー選手権(WTCC)のドライバー、ノルベルト・ミケリスのドライブで、アルファ ロメオ「ジュリエッタ」の記録を20秒近くも上回る2分15秒16というタイムを打ち立てた。

次はかつてポルトガルGPが開催されていたエストリル・サーキットで、元F1ドライバーのティアゴ・モンテイロがシビック TYPE Rのステアリングを握る予定だったが、WTCC第5戦のレース中に起こったクラッシュで負傷したため、モンテイロと同じポルトガル人でWTCCでセーフティーカーのドライバーを務めるブルーノ・コレイアが、代役として母国のサーキットに挑戦。2分04秒08というタイムを記録した。最後はハンガリーのハンガロリンク・サーキットに向かい、2015年のWTCCではシビックを駆りこの地で優勝したこともあるノルベルト・ミケリスが、再度TYPE Rのコクピットに乗り込み、6月6日に2分10秒85というラップタイムを達成。2009年のフォード「フォーカス RS」による記録を12秒以上も縮めることに成功した。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー