BMWのオートバイから着想を得た、MINI「クラブマン All4 スクランブラー」コンセプト
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MINIイタリアは、6月8日~12日に開催された2016年サロン・デルオート・パルコ・バレンチノで、「クラブマン」のワイルドなバージョンを発表した。「クラブマン All4 スクランブラー」と名付けられたこのコンセプト・モデルは、BMWのオフロードバイク「R Nine T スクランブラー」から着想を得て誕生したものだ。この野性的なコンパクトカー、このままもし市販化されたら人気を集めることは間違いない。

「フローズングレイ」のマット塗装は、BMWのハイパフォーマンスモデル「M」シリーズでも人気のカラーリングだ。ブラックのルーフにはラゲッジ・ラックが装備されており、そこにはR Nine T スクランブラーのようなツーリング・バイクの後部に括り付けられていそうな、レトロなレザーのスーツケースを載せることができる。事実、このクラブマンの最も素晴らしい点は、オートバイのスクランブラーに見られる特徴が、コンパクトワゴンに見事に溶け込んでいることである。

ブロック・パターンのタイヤはR Nine Tよりもアグレッシブだが、見た目の全体に与える影響は同等と言えるだろう。このスポーティなタイヤは、市販されているクラブマンと異なり、ホイールの幅いっぱいに装着されている。フロント・グリルに追加されたラリー用の補助ライトもクールだ。写真では分かりにくいが、前後バンパーとサイドシル、ホイールアーチ部分には、傷が付いても目立たないように、マットブラックの樹脂製パーツが装着されている。これはもちろん実用的な装備だが、見た目の印象にもアグレッシブな効果を与えている。



一方、インテリアの変更は控えめだ。ナッパレザーとアルカンタラ張りのシートは、R Nine Tのシートに似せた濃いタン・カラーを採用。この内装色はとても魅力的なので、市販されているクラブマンにもこのカラーを用意してくれたらと願う。いや、全てのクルマはタン・レザーのオプションを設定すべきだ。ヘッドライナーも同色のアルカンタラ仕上げになっている。全体的に見て、MINIイタリアは市販モデルをベースに素敵なコンセプトカーを仕立て上げた。Buon lavoro, I miei amici.(友よ、良い仕事を成し遂げた)



By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー