日毎に進化するGoogleの自動運転車だが、最近は路上における運転マナーまで身につけつつあるようだ。最新の月例報告書によると、自動運転車の開発チームは、"人間ドライバー"の注意を喚起するために、いつどのようにクラクションを鳴らせばよいかを人工知能(AI)に学習させたという。

AIにアルゴリズムを習得させるため、開発チームは、見通しの悪い側道からクルマがバックしてきた時や、一方通行で逆走してきたクルマを前にした時など、クラクションを鳴らすべき様々な状況でテストを行った。最初は、車内にだけ聞こえる小さな音量でクラクションを鳴らし、乗車しているエンジニアがそれに適した状況であるかを記録、ソフトウェア性能向上にフィードバックを与えることを繰り返したという。そしてこのほど、AIの実地試験の準備が整ったと判断され、実際に車外でクラクションが鳴るようなったのだ。

開発チームは報告書で「辛抱強いベテラン・ドライバーのクラクションの鳴らし方を習得させるのが目標だ。さらに、様々な状況でこちらが鳴らしたクラクションに他のドライバーがどう反応するかを予想できるようになることも目指す」と述べている。

音に関してGoogleはもう一つ話題を提供している。同社は歩行者や自転車に自動運転車のプロトタイプが接近しているのを認識してもらうため、独自の"走行音"を作り出そうとしているという。音の強弱や音程は車速によって変化するそうだ。開発チームは、一般のエンジン音のみならず、シャチの鳴き声から環境音楽まで音源を模索し、個性的な音を作ろうとしているというが、未だこのクルマ独特の"声"は決まっていないようだ。どんな音にしろ、少し前の静かすぎるプリウスよりはずっといい。

注:この記事は『Engadget』に掲載されたAndrew Dalton記者による記事を転載したもの。

By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー