Los Angeles Police Department's newly unveiled transportation fleet of 100 fully-electric BMW i3 vehicles are seen in Los Angeles, Calif. on Wednesday, June 8, 2016. Photo by Danny Moloshok/Newscast US
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BMWノースアメリカは6月8日、ロサンゼルス市警察(LAPD)に電気自動車(EV)の「i3」を100台納入すると発表した。だが、この風変わりなパトカーが南カリフォルニアの公道でカーチェイスを繰り広げる機会はないと思われる。と言うのも、このパトカーは警官の移動や地元住民への奉仕交流活動(アウトリーチ)で使用するのが目的であり、悪人を追い掛けるためには使われないそうだ。

BMWは、実地試験で他社(メーカー名は公表されていない)のEVに競り勝って、今回の大量受注を獲得した。i3はドライブトレインの効率性と信頼性に優れ、そして車載通信モジュールによる「BMWコネクテッド・ドライブ」が車両管理に役立つと評価された。また、ホイールベースが短く、旋回半径が非常に小さいので、ロサンゼルス市の慢性的な渋滞の中でも移動が比較的容易であることも有利に働いたようだ。i3の販売価格は4万2,400ドル(約450万円)からと、決して安価とは言えない。しかし、EVネットワーク技術を提供しているGreenlots社から、レベル2充電スタンド100基と、DC(直流)急速充電スタンド4基がLAPDに提供されるので、燃料コストを抑えることが可能だ。

昨年、LAPDはテスラのEVセダン「モデルS」2台をテスト導入しているが、これは高速追跡用車両として使うことになっていた。i3とは使用目的が異なるため、BMWの採用が必ずしもテスラの不採用につながるわけではない。LAPDは、大規模な停電が発生した場合にテスラを充電できなくなることに懸念を示しており、これが同車の採用に二の足を踏んでいる理由とのことだ。

ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長は昨年、電気自動車160台とプラグイン・ハイブリッド車128台を市の公用車としてリース契約することを発表している


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー