新生『トップギア』、第2回放送の視聴率が急落
新生『トップギア』の初回放送は悲惨な視聴者数酷評の嵐(英国の視聴者は「その週末で最もつまらない番組」と評した)に見舞われたが、それでもまだ司会を務めるクリス・エヴァンスが焦っていなかったとしても、第2回の数字を知ったら確実に冷や汗をかくだろう。英国紙『テレグラフ』によると、6月5日に英国BBC2で放送された第2回は、視聴者数280万人、最大時でも330万人だったという。この数はリアルタイムで番組を見ていた人の数で、BBCがまだ公表していないオンデマンド配信やiPlayerによる視聴者数は含まれていない。

この数が「残念な結果」だとする理由をいくつか説明しよう。まず、この番組は先週からの1週間で視聴者のほぼ3分の1を失った計算になる。そして第2回の280万人という数字は、旧『トップギア』の平均視聴者数の半分でしかないことを公にした。また、エヴァンスはリアルタイムでの視聴者数について500万人という目標を掲げていたにもかかわらず、2週連続でそれを下回ってしまった。視聴者占拠率(シェア)も先週の23%から14%に下がっている。

とは言え、もちろん希望の光は残っている。『トップギア』は、同時間帯(日曜午後8時台)の平均視聴者数である260万人を僅かながらまだ上回っており、そのシェアも平均の9.9%より大きい。しかし、5日に放送された、お宝鑑定番組『Antiques Roadshow』の視聴者数が470万人だったことを考えると、希望の光は即座にかすんでしまう。つまり、より多くの視聴者を惹きつけたのは、20世紀初めの映画撮影用カメラや"陰惨な過去を持つ短剣"であり、助手席にジェンソン・バトンを座らせたライム・グリーンのマクラーレンを運転するエヴァンスではなかったのだ。

ところで、この番組の先週放送分の視聴率をまとめた拙稿の内容に関してTwitterで速攻に指摘を受けたが、筆者はiPlayerの視聴者数を考慮していないし、本稿執筆時にBBCはその数についてまだ発表してない。初回放送分では、こうしたオンライン配信の視聴者数がかなり多かったので、第2回放送でも同じような状況が見込める可能性はある。現在のところ、『トップギア』はiPlayerで最も人気の高い番組であることは事実だ。しかし、初回放送から150万人も減少した視聴者数をオンライン配信でカバーできるのだろうか? そんなに甘くないだろうと我々は見ている。



By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー