日産、2020年までに欧州で販売する乗用車の20%を電気自動車に
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日産は、"20年までに20%"という、何とも語呂のいい未来予想図を描いているようだ。カナダのハイブリッド車情報メディア『Hybrid Cars』によると、欧州日産の電気自動車部門でチーフを務めるガレス・ダンスモア氏は、「2020年までに欧州における乗用車の売り上げの20%は、電気自動車(EV)になるだろう」との見方を示したという。しかし、ここ最近の米国市場における販売動向を見ても、そんな予兆は現れていないようだ。この日本の自動車メーカーは、今後数年間でどのようにこれを実現させるつもりだろうか。

現在、欧州日産の売上の6%は、「リーフ」や「e-NV200」などのEVが占めている。ダンスモア氏はEVの普及が進んでいるノルウェーを例に挙げ、今後EVの販売は急激に伸びるだろうとコメントした。確かに、2020年までの間に温室効果ガスの排出規制がさらに強化され、また、EVの航続距離が伸びていくことを考えると、ガソリン車やディーゼル車からEVへ切り替える消費者は多くなるかもしれない。

少なくとも、フランスではすでにEVの人気に火が着きつつある。労働者のストライキによる燃料不足で、国内のガソリンスタンドが軒並み供給を制限されているためだ。ルノーはこの好機に電気自動車「ZOE」の売上を大きく伸ばしており、シトロエン起亜ボルボもそれに追随している。

しかし、ノルウェーや米国とは違い、フランスではリーフの人気が今ひとつだ。日産のEVが売上を伸ばすには、大幅なアップデートでもしなければ難しいだろう。ちなみに、米国では5月までに売れたリーフの販売台数は約4,700台と、昨年に比べ39%の減少。5月の売り上げだけを見れば53%減の979台だ。ダンスモア氏の発言は、今後現実味を帯びてくるのか、動向を見守りたい。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー