新生『トップギア』の初回放送に酷評の嵐! 既に新司会者エヴァンスの解雇や番組打ち切りが賭けの対象に
英国BBCによる新生『トップギア』の初回エピソードを観た米国版Autoblog編集スタッフ達はすっかり幻滅してしまったのだが、どうやら本国イギリスの視聴者も同番組に対する評価は厳しいようだ。

英国における初回視聴率は期待外れの低さとなり、日曜日(5月29日)夜の視聴者数はわずか430万人にとどまった。この数字は、ジェレミー・クラークソンらが司会を務めていた旧『トップギア』の平均視聴者数を130万人も下回っている。だが、新司会者のクリス・エヴァンスにとってより大きな懸念は、彼が目標としていた500万人を遥かに下回ってしまったことである。米国のエンタメ情報メディア『Hollywood Reporter』は、トップギアのシリーズ23の初回エピソードとなった今回の放送について、ここ十年来で最低の視聴率を記録したと報じている。

当のクリス・エヴァンスは、こうしたさえない数字にどんな反応を示しただろうか? その答えは「Twitterでわめき散らした」だ。エヴァンスは自身の番組を擁護するツイートをひっきりなしに連投し、旧トップギアを負かしたと主張した。

新生『トップギア』は大成功。公式見解だ。視聴率23%。前シーズンの初回エピソードより12%高い。これが事実だ。

『トップギア』の視聴者数は時間を追って増えた。事実だ。この放送時間帯で勝利した。事実だ。iPlayer(英国内でBBCのテレビやラジオ番組が視聴できるスマートフォンアプリ)で1位をキープしている。事実だ。諸君、これが事実だ。

『トップギア』シリーズ1のエピソード23、「BBC2」チャンネルで今夜7時からまた見てほしい。これが放送時刻だ。事実だ。

クリスよ、批評家やファンが「君はテレビでわめきすぎだ」と言うのだから、Twitterで「わめく」のも控えた方が賢明ではないだろうか。今回の視聴率はシーズン22の初回エピソードを上回っていたかもしれないが、 英国のタブロイド紙『The Sun』によれば、最高視聴率を維持することはできなかった。第1位は視聴者数530万人(視聴率27%)を獲得した「BBC1」チャンネルの『Countryfile』で、「英国内の農村や環境問題を報じる番組」 だったという。このような悲惨な数字で、ジェレミー・クラークソンドヤ顏を引っ込めると思うのか。否だ。

別の英国タブロイド紙『The Daily Mail』から突撃取材を受けたクラークソンは、「自分の新番組の準備に忙しい」という理由で、新生トップギアは見ていないと返答した。彼と一緒に番組ホストを務めていたリチャード・ハモンドもノーコメントだったそうだが、ジェームズ・メイは新生トップギアの「大ファン」と答えたと同紙は伝えている。

視聴率の低さに加え、エヴァンスの司会者としての腕前も主流メディアとSNSコミュニティの双方から酷評された。状況の悪さは誰の目にも明らかであり、『The Sun』紙は英国のブックメーカーがエヴァンスの降板時期と番組自体の打ち切りを賭けの対象にしはじめたと報じている。「BBCがシーズンいっぱいでエヴァンスを解雇する」に賭けた場合のオッズは1.25倍、「番組そのものが打ち切りになる」に賭けた場合は1.5倍だとか。どちらも可能性が決して低くないというオッズだ。

「これは番組プロデューサーの期待とはまったく異なる展開だ。クリスは500万人の視聴者獲得をブチ上げたことによって、自分で自分の首を絞める結果を招いた」と匿名の情報筋は『The Sun』紙に語っている。「初回放送は大ヒット間違いなしと誰もが予想していた。ここ数カ月の報道の過熱ぶりと宣伝はすごかったからね。なのに、とんだ赤っ恥だったというわけさ」。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー