また懐かしい車名が復活? リンカーン、「ゼファー」の名前を商標登録出願 
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リンカーンの長い歴史に多くの伝説的な車名が連なる中で、「ゼファー」は販売期間が短かったにもかかわらず、その一つとして名前が刻まれている。もしかしたら近い将来、この車名が復活するかもしれない。フォード・モーター・カンパニーが、"Zephyr"(ゼファー)の名称を5月11日に商標登録出願したことが明らかになったのだ。商標登録を申請する意図は色々と考えられるが、多くの場合は、ある名称についての権利を取得または維持するための法的手続きである。

リンカーンは昨年より往年の名車の名称を再び使用する動きを見せている。最近ではセダンが「MKZ」に「MKS」、クロスオーバーは「MKX」「MKC」「MKT」と、"MK"ではじまるアルファベット3文字ばかりになったリンカーンの車名だが、まずは「MKS」に代わって「コンチネンタル」が復活することが反響を呼んでおり、SUVのフラッグシップは来年登場する新型にもこれまで通り「ナビゲーター」の名前が継続して使用されることが分かってる。

ゼファーという名前は古くから何度も使われてきた。1930〜40年代には、エドゼル・フォードの指揮の下で作られた中級モデルの名称であり、そのスタイリッシュな流線型モデルは、フォード「V8デラックス」と、高価なリンカーン車との中間モデルとして位置づけられていた。2006年にはフォード「フュージョン」の姉妹車に「リンカーン・ゼファー」の名が与えられ、のちに「MKZ」に車名が変更された。1970年代後半から1980年代前半にかけては、マーキュリーも、フォード「フェアモント」をベースとした「マーキュリー・ゼファー」を販売していたことがある。フォードが最後にゼファーの商標権を所有していたのは2013年のことだ。

出願書類によると、フォードはゼファーの名称を「モータービークル及びその部品及びアクセサリー」に使用するという。つまり、新型モデルのためかもしれないし、あるいは単なるパーツの名称になるかもしれない。現行型MKZのリアにゼファーのエンブレムが装着される、というのが最もあり得そうな予想だろう。

一方で、フォードは5月11日、「サンダーバード」の商標登録を同様に「モータービークルと部品」に使用する目的で申請しており、5月4日には使用目的を「シャンプーやローション」として「マスタング」の申請を行っている。

リンカーンの広報に尋ねたところ「通常業務の一環として商標登録出願を行っている」とのことで、それ以上の情報は得られなかった。


By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー