ドナルド・トランプ氏、自分が大統領に選ばれたら「米国のエネルギー自給が可能になる」と主張
米国の大統領選に出馬している共和党のドナルド・トランプ氏は、昨年12月、予備選に向けたアイオワ州での選挙演説で、共和党のテッド・クルーズ上院議員に一泡吹かせようと、クルーズ氏がエタノール補助金に対して反対していることをやり玉にあげた。そして先週、トランプ氏は共和党候補者指名に必要な代議員数を獲得。今後、同氏がエネルギー政策や輸送機関に関して、どのように取り組もうとしているのか(期待を込めて)その詳細を知ることができるだろう...おそらく。トランプ氏は自身の政策によって米国のエネルギー自給が可能になると主張している。もちろん、彼がそう言ったからだ。

トランプ氏は先週、エネルギー政策に関する演説を行い、彼が大統領に選ばれたら制定したいいくつかの方針を述べた。まずオバマ大統領の気候変動行動計画や水に関する米国環境保護庁(EPA)の規制を撤廃。そして原油をOPECに依存することなく自給することを目指し、昨年パリで開かれた気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)での新たな温暖化対策の枠組み「パリ協定」の合意を"取り消す"という内容だったと、米国の政治系ニュース・サイト『Politico』が報じている。さらに、トランプ氏は米国内の原油とガス開発を妨げる「障害を取り除きたい」とも発言している。

"米国のエタノール支援団"として活動するGrowth Energyは、再生可能燃料基準(RFS)とバイオエタノールの使用を後押しするというトランプ氏を支持すると表明。また同団体は、ヒラリー・クリントン氏もRFSを擁護していることにも言及している。

しかし、誰もがトランプ氏の政策に魅力を感じるわけでないということだけはお伝えしておく。理論物理学者のローレンス・M・クラウス教授のツイートをご覧いただきたい。

「たった一度の演説で、トランプ氏は自分が科学やエネルギー、環境、法律、そして経済についても無知だってことを表している。呆れるね」
By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー