スバル、米国で「BRZ」のマイナーチェンジを発表 オプションのパフォーマンス・パッケージも登場
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このところ耳にする"トヨバル"の後輪駆動のスポーツ・クーペに関する話題といえば、もっぱらトヨタ側からのものが多い。北米市場のサイオン「FR-S」が、2017年型へのアップデートのタイミングトヨタ「86」車名変更されたニュースもその1つだ。しかし今回は、スバル「BRZ」にも同じようなアップデートが施されるという情報をお伝えしたい。車名は変わらないのでご安心を。

トヨタ86と同様、BRZでもエンジンに多少のアップデートがあるようだ。共有の2.0リッター水平対向4気筒エンジンは摩擦抵抗を低減し、新たにアルミ製インテークマニホールドや新設計のエキゾーストを装備。これによりMT車では最高出力が200hpから205hpに、最大トルクは20.9kgmから21.6kgmにアップする。また、MT車の最終減速比は4.1:1から4.3:1に変更されるため、加速も向上するだろう(トヨタが2017年型86でマニュアルのギア比を変えると言っていたのはこれのことだろう)。一部で熱望されているターボチャージャーは採用されなかったが、多少なりともパワーアップしたことは、どの層にもそれなりに評価されるはずだ。ただ、これはあくまでMT車に限った話であり、AT車は200hpから変わらない。

サスペンションにもアップデートが施される。スプリングとダンパーが改良され、リアのスウェイバーも大きくなる。ボディ剛性を高めるため、シャシー構造の補強も見直されるが、劇的に変わるというほどではない。また、スバルはより自由なドライビングを可能にするため、スタビリティーコントロールシステムのプログラムをやり直した。これまでの「スポーツ」モードを「トラック」と言い換えているのはそのためだ。新たにオプションとして設定されるパフォーマンス・パッケージには、前後ともローターが拡大するブレンボ製のブレーキや、新開発のザックス製ダンパー、ブラックの17インチホイールなどが含まれる。パフォーマンス・パッケージはMT車の「Limited」モデルのみ装着可能であるため、これも物議を呼びそうだ。パフォーマンス・パッケージのパーツ類は兄弟車の86には用意されていないので、BRZとの86の差別化が進むことになるだろう。



外観がわずかに変わるのも、86と同じだ。スバルも前後バンパーのデザインを変更し、全てのライトをLED化した。代わりにバンパーに埋め込まれていたフォグランプは姿を消す。上級グレードのLimitedには、4.2インチの液晶ディスプレイがタコメーターの右に装備され、油温、水温、バッテリー電圧などのメカニカルな情報に加え、Gメーターやステアリングアングル、スロットルとブレーキの踏量、ストップウォッチなどを表示することができる。

米国では2017年モデルとして9月に発売予定。ただしパフォーマンス・パッケージを追加する場合は、冬まで待たなければならない。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー