今年も間もなくドイツでニュルブルクリンク24時間レースがスタートする。例年通り、インターネット回線を通じてライブ中継が観られる観戦用リンクをご用意したので、是非ご利用いただきたい。

世界一の難コースといわれる1周約25kmのニュルブルクリンク北コースを、24時間走り続ける過酷な耐久レースが、今年も日本時間の5月28日22時30分よりスタートする。総勢200台近い出場車両の中、日本からもトヨタとスバル、そして日産が日本人ドライバーと共に参戦中だ。



トヨタ GAZOO Racingは、昨年から引き続きレクサス「RC」がSP3Tクラス(排気量1.6〜2.0リッターのターボ車)に参戦。クラス4位に終わった昨年からの課題を克服し、新たな開発パーツも投入されているという。ドライバーはAutoblogへの寄稿でもお馴染みの木下隆之選手を筆頭に、松井孝允選手、蒲生尚弥選手の3名だ。

さらに今年は、まだ発売前の新型クロスオーバー、トヨタ「C-HR」をレース仕様に仕立てて出場させる。こちらはレース戦績よりも将来のクルマ作りにこの経験を活かすことが主な目的だろう。影山正彦選手、佐藤久実選手という2名のベテラン・レーシング・ドライバーに加え、トヨタの開発ドライバーから片山智之選手とHerwig Daenens選手がステアリングを握る。

以上の2台はトヨタの若手社員がメカニックを担当するが、もう1台のレクサス「RC F」はレースのプロフェッショナルであるトムスが車両開発とレース運営を行うという。ドライバーは土屋武士選手、片岡龍也選手、大嶋和也選手、井口卓人選手の4名。SP-PROというプロトタイプ車両向けクラスからの出場だが、並み居る世界の強豪GT3マシンを相手にどれだけ総合で上位に食い込めるか、注目だ。

TOYOTA GAZOO Racing:ニュルブルクリンク24時間レース生中継






そしてスバルとSTIは、今年も「WRX STI」でSP3クラス連覇を狙う。東京オートサロンの参戦体制発表会の際にもお伝えしたように、今年はレギュレーションでリストラクターが絞られ(パワーが落ちる)、タイヤも市販製品を使うように定められた。つまり"性能調整"という名の締め付けがさらに厳しくなっている。苦しい戦いになるかもしれないが、昨年の優勝メンバーである山内英輝選手、マルセル・ラッセー選手、カルロ・ヴァン・ダム選手、ティム・シュリック選手が、お馴染みのブルーで塗られた全輪駆動マシンを走らせる。

スバル 公式サイト:ニュルブルクリンク24時間レース LIVE 2016

ライブ中継は28日21時30分から

Broadcast live streaming video on Ustream



日産は3台の「GT-R」で参戦。そのうち2台はFIA GT3マシンとしてSP9クラスから出場する。ニッサンGTアカデミー・チームRJNから出場する「GT-R NISMO GT3」は、ミハエル・クルム選手、星野一樹選手、ルーカス・オルドネス選手、アレックス・バンコム選手がドライブ。そして名門ザク・スピードから出場するもう1台のGT-R GT3には、トム・コロネル選手を筆頭に、GTアカデミー出身のフローリアン・ストラウス選手、マーク・ガスナー選手が乗る。さらにシュルツ・モータースポーツは、4輪駆動のGT-RをSP8Tクラスに出場させる。GTアカデミー卒業生のジョーダン・トレッソン選手が、マイケル・シュルツ選手、トビアス・シュルツ選手と共にドライバーを務める。

日産レース中継

日産ピット中継

総合優勝争いは、昨年の優勝マシン「アウディ R8 LMS」をはじめ、「メルセデスAMG GT3」「BMW M6 GT3」「ポルシェ911 GT3 R」といったドイツ勢のGT3マシン同士による戦いが中心になると思われる。その中で日産がどこまで健闘するか。レクサスは何位に入れるか。また、我々にとっても身近な市販車ベースのクルマが戦うSP3Tクラスは、スバル、レクサス、アウディのどこが制するか。他にもスーパー・スポーツから庶民的なハッチバックまで、市販車ベースの様々なクルマがたくさん走っているので、特に欧州車ファンなら見ていてきっと楽しいはず。24時間の長く熱い闘いを、インターネットを通じて応援しよう。