Google、デトロイトに隣接するミシガン州ノバイに自動運転車の開発センターを開設 Googleが、自動運転車の試験・開発を米国ミシガン州で行うことになった。

この動きは、自動車産業の中心地であるデトロイトと、先進技術の開発が行われているシリコンバレーの統合を象徴するものだ。IT業界の巨人は25日、デトロイトの北西部に隣接するミシガン州ノバイに自動運転技術の開発センターを設立すると発表した。

Googleは「過去数年間、我々のチームのメンバーはデトロイトで働いていました。今こそ、この地に根を下ろす時です。現在、パートナー企業の多くはデトロイトを拠点としており、我々がここに施設を持つことで協力がより容易になり、また、ミシガンにいる優秀な自動車の開発者やエンジニアを獲得できるでしょう」と声明文の中で述べている。

新設される技術センターの敷地面積は、およそ5万3,000平方フィート(約4,900平方メートル)にもなるという。

同施設で最初に実施されるプロジェクトの1つが、ハイブリッド・ミニバンのクライスラー「パシフィカ」を使った自動運転技術の開発だ。先月、Googleとフィアット・クライスラー・オートモービルズは、提携により100台のプロトタイプを製作すると発表している。

上の写真は建設段階の施設を写したものだが、Googleは今年後半からこの施設で稼働を開始するという。

Googleとクライスラーが公道で走行試験を行うか否か、あるいは行うとすればその時期については、今のところ不明だ。ミシガンは、自動運転車の公道試験が許されている数少ない州の1つである。Googleはこれまでにカリフォルニア州マウンテンビューにある本部周辺やワシントン州カークランド、テキサス州オースティン、アリゾナ州フェニックスで走行試験を行ってきた。

ミシガン州には、自動運転車やインターネット通信機能を活用したコネクテッドカーのテスト施設がすでに存在する。アナーバーにあるミシガン大学のキャンパスに昨年オープンした「MCity(エムシティ)」と呼ばれるテストトラックでは、十数社の自動車メーカーやサプライヤーが車両のテストを行っている。米国司法省や経済開発に関する州のリーダーたちは、ミシガン州イプシランティにあるゼネラルモーターズの工場跡地に高速自動運転用テストコースの開設を検討している。


By Pete Bigelow
翻訳:日本映像翻訳アカデミー