米国の消費者情報誌による測定で、新型「プリウス」が過去最高の燃費を記録
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キャデラック「エスカレード」が米国の道路を支配していた時代はずいぶん前に過ぎ去った。リーマンショック以降、低燃費車がガソリン消費の多い大型車を圧倒し、ハイブリッドカーが流行した。史上初の量産ハイブリッドカーとなったトヨタ「プリウス」は、今年発売された新しい4代目でさらに燃費が向上し、米国の消費者情報誌『コンシューマーレポート』ではこれまでにテストしたどのクルマよりも燃費効率が良いと評価している。

同誌が行った測定によると、2016年型プリウスの燃費は52MPG(約22.1km/L)と、先代の44MPG(約18.7km/L)を大きく上回った。新型プリウスの前に低燃費1位の記録を保持していたのは2人乗りの初代ホンダ「インサイト」で、51MPG(約21.7km/L)だった。数字上の違いはわずかだが、トヨタのハイブリッドカーは5人乗りのファミリーセダンである。

もちろん過去最高の燃費といっても、非電気自動車に限っての話だ。テスラ「ロードスター」は、2011年の時点で119MPG(約50.6 km/L)に相当する燃費効率を達成している。だが、電気自動車と違ってプリウスに長時間の充電は不要。また、アウディ「A3 e-tron」の燃費は特定の条件下で80MPG(約34.0km/L)を記録したが、プリウスはほぼあらゆる状況下で52MPGだった。燃費効率が67MPG(約28.5km/L)相当といわれるトヨタ「ミライ」に期待したいところだが、水素燃料電池自動車が普及するまでは、ハイブリッドが自動車の燃費水準を引き上げていくことになるだろう。


注:この記事はAutoblogの姉妹サイト『Engadget』に掲載されたDavid Lumb記者による記事を転載したもの。

By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー