トヨタ、Uberとライドシェアリングや車両リースにおける協業を検討開始
トヨタが配車サービスUberとライドシェア領域における協業を検討する旨の覚書を締結した。両社は今後、顧客ニーズやビジネス環境、規制動向などを踏まえつつ、ライドシェアビジネスが拡大している国・地域において、試験的な取り組みを始めながら、協業を模索していくという。この提携が順調に運べば、トヨタの燃料電池車「MIRAI」を使ったUberの車両が走り回ることになるかもしれない。というのも、トヨタら3社が135億円を出資して設立した、MIRAIに通じる名前の新ファンド「未来創生ファンド」が今回の提携の一環として、トヨタファイナンシャルサービス株式会社と共にUberに戦略的出資を行うと発表されたからだ。

プレスリリースによると、Uberとトヨタは新しいリースオプションを提供するという。簡単に言えば、ドライバーがトヨタ車のリース料をUberで得た報酬で賄えるというオプションだ。リース期間は各ドライバーのニーズに応じて設定される。今回のトヨタのリースオプションは、Uberが現在提供している、車両導入を支援する「Vehicle Solutions」プログラムに概ね沿ったものになるそうだ。

トヨタの専務役員で「コネクティッドカンパニー」プレジデントの友山茂樹氏はプレスリリースの中で、「今回のUberとの協業により、安心、便利で、魅力的なモビリティサービスをお客様にお届けすべく、検討を進めていきたい」と述べている。

一方、Uberの最高業務責任者エミール・マイケル氏は、「トヨタのクルマは世界各国のUberドライバーから大変好評を博している。今後、当社の自動車融資プログラムの拡張をはじめ、トヨタと様々な形で協業していきたい」と述べている。

今回のトヨタとUberの提携は、既にライドシェアリングやカーシェアリングに乗り出している他の自動車メーカーの動きに沿ったものと見ることが出来るだろう。例えば、BMWは欧州や北米で、Sixt社とのジョイント・ベンチャーとして、MINIやBMW iの車両を使ったカーシェアリングサービス「DriveNow」を展開しており、ダイムラーはスマートによるカーシェアリングサービス「Car2go」を欧州、北米、そして中国のいくつかの都市に導入している


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー