ブガッティ、「シロン」の後継として4ドアの「ガリビエール」も検討中
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何年も前からブガッティは4ドア・セダンの「ガリビエール」(写真)を市場に出すのか出さないのか、はっきりと示していない。もう臆測するのはうんざりなので、とにかく市販化するべきとだけ言いたい。超高性能な超高級セダンは、実はいまだ空白とも言えるセグメントだ。市場では、ロールス・ロイス「ファントム」と同じくらいラグジュアリーで、ブガッティのようなドライビング・ダイナミクスとパフォーマンスを兼ね備えたセダンが求められている。

ブガッティのヴォルフガング・デュルハイマーCEOの話によると、同社はそんなセダンを実際に作り上げるかもしれない。当面は新型ハイパーカー「シロン」に専念すると同氏は述べているものの、ブガッティは生き残りをかけ、すでに現行の最高出力1,500hpのモンスターマシンを引き継ぐ次なるモデルの可能性を探っているのだ。

「順序に従い行動している。2つのモデルラインはいらないが、シロンの後を継ぐ製品を決めているところだ。比較検討している4つの戦略案は、どれも世間をあっといわせるようなものであり、その1つがガリビエールだ」とデュルハイマー氏は米国の自動車情報誌『Car and Driver』に語っている

ガリビエールが選択肢に入っているとは朗報だ。しかし、ブガッティは他にどんなものを検討しているのだろうか? ハイスピードだがヘビー級のシロンよりもサーキット向けのモデルだろうか? それとも(ぞっとするけれど)クロスオーバーか? あるいは同じフォルクスワーゲン・グループ内のポルシェ「918スパイダー」から技術を拝借し、フェラーリ「ラ フェラーリ」マクラーレン「P1」をしのぐさらにパワフルなハイブリッドを考えているのか? 予測するのは非常に困難だが、ブガッティがどんな方向性を選ぼうとも、物凄いものになることだけは間違いないだろう。

シロンに関しては、もし「ヴェイロン」と同じ道をたどるのであれば、近い将来にコンバーチブル・モデルが登場することが予想される。『Car and Driver』がデュルハイマー氏に、トレードマークであるルーフ中央の「アトランティック・ライン」を保持するためにTバールーフを採用するのではないかと尋ねたところ、「非常に鋭い」とだけ答えたという。この種の慎重なコメントには驚かないが、オープントップのブガッティを欲しがっている数少ない富裕層にとって、同氏がコンバーチブルの可能性をほのめかしたのは良い兆候だろう。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー