ロールス・ロイス「ファントム」の最終限定モデル「ゼニス」の更なる詳細が発表 組立工場の部品が付属するという粋な計らいも
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ロールス・ロイスは、間もなく「ファントム・クーペ」と「ファントム・ドロップヘッド・クーペ」の生産に幕を下ろそうとしている。しかしその前に、予告通り特別仕様車が発表された。その車内には、組み立て工場の一部が収められているという。

「ゼニス・コレクション」と名付けられたこの2ドアの「ファントム」の特別仕様車は、それが本当に特別なクルマであることを主張するかのように、いくつもの独特なアップグレードが施されているが、中でも特に興味深いものは、ダッシュボードに備わっている。英国グッドウッドにあるファントムの組み立て工場の一部が、研磨され、高級ショットガンなどに見られるようなレーザー加工による装飾が施されたアルミケースに収められているのだ。



もちろん、それだけではない。ゼニス・コレクションのファントムは特別な塗装をまとい、レーザー加工で装飾があしらわれたアームレストや、機械加工されたアルミ製カップホルダー、そしてトランクには特製高級ピクニックセットと、シャンパンボトルを冷やしておけるミニバーの冷蔵庫まで装備されている。



わずか50台のみ製造されるこの特別仕様車はすでに完売しているという。また、現在最後の注文を受け付けているセダンのファントムにも、生産終了前に同様の特別仕様車が設定されると思われる。間もなく登場する新型モデルはオール・アルミ製アーキテクチャにより軽量化され、さらに進化するが、現行ファントムの贅沢さはそのまま受け継がれるはずだ。ロールス・ロイスの新しいフラッグシップが登場するまでの間、ハイエンドな顧客には「ゴースト」や「レイス」、「ドーン」で満足してもらわなければならない。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー