スウェーデンのプロフリースタイルスキーヤーであるジョン・オルソンが、最新のスタント映像を公開した。今回のスタントには明確な目的があるわけではなく、ただ楽しみたいだけ。まさしく、我々が求めることではないか。ルーフキャリアを載せたクールなクルマをいつも乗り回しているオルソンだが、今回はカスタマイズを施した後輪駆動のランボルギーニ「ムルシエラゴ LP640」を、ノルウェーのフォナ・グレーシャー・スキーリゾート(Fonna Glacier Ski Resort)で走らせている。

ビデオの中で彼自身もコメントしているように、目的は楽しむことだ。オルソンは怖いくらいにスタッドが付けられたリア・タイヤをランボルギーニに装着し、ノルウェーの雪山を走り回る。しかもそれだけでは飽き足らず、車用の巨大なスラロームコースを設置。まるでスキーで滑走するかのように、ターンをしながらミラーやフロントタイヤでポールを倒していく。美しく舞う雪と、鳴り響くV12エンジンのうなり声が楽しめる映像を見れば、オルソンがまさに目的を達成していることが分かるだろう。

このランボルギーニについても少しご紹介しておこう。オルソンのウェブサイトによれば、このクルマを仕上げるのに3年も掛かったという。まず、無償でカスタマイズを引き受けてくれた人物が、家賃の支払いのためにクルマのパーツを売りさばくという事態が起き、最初の1年を無駄にしたそうだ。次の2年でクルマを元に戻し、さらにカーボンファイバー製のボディキットや、iPE製エキゾースト、なめし革のインテリア、「ガヤルド」のカーボン製ステアリング、大型ブレーキなどを装備。しかも標準の4輪駆動から後輪駆動に改造されている。ルーフトップには、彼自身のトレードマークとなるスキーボックスをカスタマイズしたラックで装着。そしてもちろん、ボディーにはオルソンをサポートするスポンサーのロゴが描かれている。スーパーカーを冬仕様にするにはお金がかかるのだ。

オルソンは他にもたくさんの高性能車を所有していることで有名だ。大半はアウディだが、近頃はランボルギーニも増えているという。また、かつてはレース仕様のBMW「3シリーズ」を数台や、マツダ「B2000」(日本では「プロシード」という名前で売られていたピックアップ・トラック)も持っていたことがある。そう、オルソンは我々の同類なのだ。




By David Gluckman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー