HARLEY EURO FESTIVAL 2016
街全体をあげてのお祭り騒ぎ、微熱に浮かされるようなウィークエンド。羨ましいほどの"バイクウィーク"の熱狂は、かの有名なデイトナビーチはもちろん、日本ではあまり知られていない南アフリカのマルギット(アフリカ・バイクウィーク=毎年5月上旬に開催)でも同じ類の異様なヒートアップを感じたが、ここ南フランス・プロヴァンスのビーチリゾート、サントロペで毎年開催される『EURO FESTIVAL』にも確かにあった。ヨーロッパの熱狂も凄まじい!

HARLEY EURO FESTIVAL 2016 HARLEY EURO FESTIVAL 2016
HARLEY EURO FESTIVAL 2016 HARLEY EURO FESTIVAL 2016
豪華なヨットが停泊するハーバー沿いの一等地にあるレストランでディナーをご馳走になったのは、佳境を迎えようとしている土曜日の夜だった。眩しい光を受けて育まれた南仏ワインは薫り高く、時間をタップリとかけて前菜からトスされるコース料理との相性も最高としか言いようのないものだったが、ボクはそれよりもメインストリートの風に当たって、欧州全土から押し寄せるオートバイのエキゾーストノートとライダーたちの笑顔に飲み込まれていたかったから、メインを食べ終えると我慢できず、カメラを抱えてひとり外に飛び出した。

HARLEY EURO FESTIVAL 2016
人口5700人に過ぎない小さなリゾートの街に、3万台ものモーターサイクルがヨーロッパ各地から集まった10回目のアニバーサリー・ラリー。主催するハーレーダビッドソンのオートバイがもちろん圧倒的多数を占めるが、その中に混ざってBMWドゥカティ、日本車勢も日が暮れたというのに走り回っている。それを眺めているだけで、もう楽しくって仕方がない!!

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そして日曜日は、朝からメイン会場に足を運んだ。「南仏でもっともオシャレ」と言われる旧い港を持つ美しい街並みはバイクとクルマでごった返し、午前中に移動を済ませておいて正解だった。

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HARLEY EURO FESTIVAL 2016
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緑鮮やかなパーキングスペースで来場者たちのバイクを1台ずつチェックし、そこで仲間たちとの会話を楽しんでいるグループもいる。写真を撮らせてもらいつつ「どこから来たの?」と聞くと、「イタリアから」と答える人が多い。ここサントロペは地中海沿いにカンヌやニースを抜ければ、わずか130kmでイタリアとの国境だ。パリよりもミラノが近いし、スペイン・バルセロナだって600kmほどでしかない。ジブラルタルまで走ったら、どれほど素晴らしいことか想像するだけでもワクワクする。

HARLEY EURO FESTIVAL 2016
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ショッピングエリアは街の広場に開かれるマルシェのようで、眺めているだけでは気が済まなくなり、自分の買い物に明け暮れた。BILTWELLのヘルメットを買うことに決めたのだが、同行してくれたハーレーダビッドソンジャパンのミエさんが堪能なフランス語を駆使し、ディスカウントしてくれたからホクホクだった。フランスの露店では値段交渉は当たり前とのことで、じつに頼もしいかぎり。疲れたらカフェでビールを飲んだり、ジェラートを歩きながら頬張ったり、彼女が一緒にイベントを回ってくれたおかげで、じつに楽しい日曜日となった。

HARLEY EURO FESTIVAL 2016
ビーチ沿いのメインストリートには、登場したばかりのロードスターローライダーSをはじめとするハーレーの最新ダークカスタムがディスプレイされていたほか、アイアン883やストリート750をベースに競われたカスタムコンテスト「Battle of the Kings」の入賞マシンが飾られている。新車の試乗会やバイクの免許を持っていない人向けの体験コーナーなど催しも工夫が凝らされ多種多様。

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「HARLEY BAR」はH.O.G.メンバー(ハーレーの公式オーナーズグループ)のためのスペースで、ミニライブなどがおこなわれている。イベント全体はビジターももちろん楽しめるのだが、こうしたスペースを設け正規会員との差別化も上手く図られている。

HARLEY EURO FESTIVAL 2016
日中、最後を締めくくったのは、2500台が参加したパレード。その集団はサントロペの狭い石畳のストリートを流した後にゴール地点となるメイン会場へ流れ込むのだが、イベントのフィナーレを告げるのに申し分のない迫力で見る者を熱くさせてくれた。ライダーだけでなく、沿道で手を振る人ともスマイルを交わし、モーターサイクルを愛する者どうし、そこに言葉の壁や人種など意味はなかった。

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ビーチには特大のステージが設けられ、夕方からはライブステージがおこなわれ、ますますヒートアップ。ヨーロッパではこのEURO FESTIVALを皮切りに、アイルランドやスロベニア、ドイツ、ノルウェー、ロシア、チェコ、オーストリアと、ハーレーダビッドソンが主催する大規模なラリーイベントが9月まで続いていく。なんと羨ましいことか。

HARLEY EURO FESTIVAL 2016
しかしここ日本でも今週末、5月21日(土)〜22日(日)の2日間、国内最大のハーレーダビッドソン・オフィシャルイベントBLUE SKY HEAVEN』が開催される。
例年どおり今回も富士スピードウェイを会場におこなわれ、入場券はローソンチケットやチケットぴあ、全国H-D正規ディーラーで購入可能。
ハーレーに興味のある人はぜひ足を運ぶべきだろう。

■ハーレーダビッドソンジャパン 公式サイト
http://www.harley-davidson.com/