新型フォード「GT」、超軽量なカーボンファイバー製ホイールをオプションで設定
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フォード「シェルビー GT350R マスタング」と同様に、新型スーパーカーのフォード「GT」にもカーボンファイバー製ホイールが用意されることが確認された。前者では標準装備だが、カーボンボディのGTには、より軽量のものがオプションとして設定される。フォードによれば、このホイールは新配合のレジン(樹脂)やさらに進化した炭素繊維など、最新のカーボン技術が駆使されているという。

このカーボンファイバー製ホイールは、オーストラリアのCarbon Revolution社が製造するもので、同社のホイールは「マスタング」の最上位モデルにも採用されている。シェルビー GT350Rの時からさらに進化した新世代の技術により、GTのホイールではさらなる軽量化と複雑なデザインが可能になった。GT350Rの太い7本スポークに対し、GTではより細い10本スポークとなっている。重量は既に軽量なGT標準装備のアロイホイールに比べ、2ポンド(約907グラム)以上も軽くなったという(米国版Autoblogはフォードにそれぞれのホイールの重量を問い合わせたが、現段階では回答を得られていない)。サイズはリム径が20インチ、リム幅は前輪8.5インチ、後輪11.5インチ。これは標準装備のアロイホイールと同じである。

カーボンファイバー製ホイールの長所は、軽量であることに加え、炭素繊維の強度と弾性を最大限に活用できるようにコンピューターデザインの段階で調節できる点だ。カーボンファイバー製の部品は金属製に比べて衝撃吸収力に優れるため、ホイールに使用した場合は路面から伝わる振動を軽減することができ、いわばサスペンションのように機能する。軽量化によりバネ下質量が減少するので、サスペンションにかかる負担が軽減されるだけでなく、クルマの加速と制動も向上する。

もちろん、これには代償として費用が伴う。まだフォードはホイールのオプション価格を明らかにしていないが、仕上げはマット(つや消し)またはハイグロス(光沢)から選べることが分かっている。GT350Rのホイールは、おそらく製造コストを抑えるためだろうが、ブラックに塗装されているのでカーボンらしさが隠されている。カーボンファイバー製品は必ずしも見栄えがよいとは限らないからだ(一部にリサイクルした炭素繊維が使われるため)。このホイールの価格がいくらになるにせよ、フォードから選ばれた500人の新オーナーなら、45万ドル前後(約5,000万円)といわれるベース価格に多少上乗せされても気にしないだろう。



by David Gluckman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー