【ビデオ】NYの開発イベントで生まれた、Uberを使ってホームレスを必要な施設に送り届けるアプリ
5月7日から8日にかけて、ニューヨークのブルックリンで「TechCrunch Disrupt Hackathon」が開催された。「ハッカソン」とは「ハック」と「マラソン」の造語で、プログラマーが技術とアイディアを競う開発イベントの一種だ。たったの24時間で何か意味のあるものを作るというのは、決して簡単なことではない。しかしこのイベントで出会った4人の男性は、ホームレスの人たちを路上に放置せず、必要なケアを与えるためのアプリを開発したのだ。

「TheHelpingHand.club」と名付けられたこのアプリは、タクシー配車サービスのUberを使って、近くのシェルターや、炊き出しを行うスープキッチン、病院などへの移動手段を提供するものだ。アプリを開けば、ユーザーは地域のどの施設が開いているかを地図で確認できる。アイコンをタップするだけでUberにつながり、必要とされる施設までホームレスの人を送り届けてくれるという仕組みだ。

「物乞いをするホームレスに出会い、彼らを助けたいと思うこともあるでしょう。でも、お金をあげるだけが支援ではありません」と開発チームの1人は言う。スタートアップ企業のコンサルタントとして働くドイツ・ハンブルク在住のAdesina Laludeだ。The HelpingHnad.clubを使えば、「ホームレスの人々が必要とする施設まで、確実に送り届けることができる」のだ。

このアプリは現在、サービス強化のためにニューヨーク市のオープンデータから情報を得ているが、チームはアプリの開発を続け、ニューヨーク以外の場所にもサービスを拡充したいと考えている。TheHelpingHand.clubはサービス構築のために、地理情報システムのEsri、Googleマップ、クラウド通信APIを提供するTwilioも利用している。彼らは、ハッカソンの参加者が街をより良い場所にするためのツールを開発することを支援するUrban-X sponsorから着想を得たそうだ。

Laludeはハッカソンに行くまでの道中で、Uberの同乗・割り勘サービス「UberPool」を利用し、そこで金融会社でソフトウェア開発をしているKuldeep Maratheと出会った。イベントでは、メリーランド州から来た17歳の高校生Chris Sullivanと、ノースイースタン大学の学生Sadruddin Saleemも加えてチームを組んだ。

ハッカソンのコンテストには数十ものチームが参加しており、まだ優勝者は分からない。しかし、TheHelpingHand.clubは「意義のある具体的な支援を提供できる」とLaludeは語っている。

注:この記事は、米国版『TechCrunch』に掲載されたKatie Roof記者の記事を転載したもの。



By TechCrunch
翻訳:日本映像翻訳アカデミー