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乗用車やトラックには、例えば北米で有名なオンスター社の車載テレマティクスサービスのように、事故の際に援助を要請する自動救急要請システムが以前から採用されている。しかし、今まで2輪車にはそのような機能は備わっていなかった。もし人里離れた地で事故に遭ったらと想像すると恐ろしいものだ。

そんな心配をBMWが解消してくれるかもしれない。同社はオートバイでは初となる「インテリジェント・エマージェンシー・コール(IEC)」と呼ばれる自動救急要請システムの導入を発表。これでバイカーたちも適切な安全網で守られることになる。仲間のライダーに助けが必要な時など、自分で作動させることもできるが、素晴らしいのは事故の重大度に応じてシステムが自動で救急を要請してくれることだろう。

IECは、加速度センサーと傾きセンサーによってバイクが転倒したのか衝突したのかを判断し、さらに事故の度合に応じて救急要請するタイミングを調節することができる。例えば、大きな事故の場合にはすぐに救急要請が発信されるが、軽い事故の場合には少し経ってから救急要請が出るので、必要ないと思えば要請をキャンセルすることができる。また、重大度の高い事故の場合には、その位置情報も同時に通報するようになっている。

このシステムは、まず2017年の初旬にドイツで提供が開始され、それから他の欧州各国にも採用を拡大していく予定だという。残念ながら、日本や北米など他の地域で展開する計画はないようだが、今後はライバルを出し抜こうと、他のバイク・メーカーの間で似たような装置の採用が進むかもしれない。


注:この記事は米国版『Engadget』に掲載されたJon Fingas記者の記事を転載したもの。

By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー