米Elio Motorsの3輪コミューター、開発は遂に最終段階に
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3輪コミューターを開発している米国のベンチャー企業Elio Motorsは、これが"4度目の正直"となることを望んでいる。非常に燃費の良いクルマを米国で販売するべく準備を進めている同社は、技術的な設計が「4番目にして最終の」段階を迎えたと発表。シャシーの設計がようやく完成し、これから安全性と運動性能のテストを開始するという。

2009年に設立されたElio Motorsは、開発費を調達するためにあらゆる工夫を行ってきた。今年になって同社は株式を公開し、1,700万ドル(約18億円)を捻出。さらに高性能車のエンジニアリングで知られるRoushと提携し、車両の設計を共同で行っている。確かに、米国の道路交通安全局(NHTSA)は今年1月、Elioのような3輪コミューターに対する安全性の向上を命じており、さらに同社は今年初めにおよそ5,400万ドル(約57億円)の損失を証券取引委員会(SEC)に報告しているが、それでもElioはフルスピードで進み続けている。同社によれば、独自のデザインとマクファーソンストラット式独立懸架サスペンションのレイアウトによって、軽量化や低重心化、そして空力性能を改善したクルマを完成させたというのだ。

事実、Elioの3輪コミューターには5万件以上の購入予約が入っており、開発で使用する予定だった100台の試作車を、先行販売することが3月に発表された。これにより一般の予約者に納車される時期は、来年までずれこむことになる。昨年のNYとLAのオートショーに3輪コミューターを出展したElioだが、当初の計画では2014年に発売するとしていた。とはいえ、同社のような新興の自動車メーカーにおいて、発売予定が数年単位で遅れるケースはよくあることだ。

以前からAutoblogでもお伝えしているように、この3輪コミューターは価格が6,800ドル(本日のレートで約73万円)、燃費は84mpg(約36km/L)になると発表されている。製造は米国ルイジアナ州シュリーブポートで行われる予定だ。詳しくはElio Motorsの公式サイトをチェックしてほしい。

By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー