米国の研究者チームがバイオ燃料向け作物の情報収集にドローンを活用
米国の研究者チームが、飛行型と地上走行型のドローンを活用してバイオ燃料の生産に最適なソルガム(イネ科の植物)の品種を探るプロジェクトを5月に開始する。可視光カメラと熱型赤外線カメラ、そしてレーザー光を使用するLIDAR(ライダー)システムを搭載した約11kgの無人飛行ヘリコプター1機を、約4万平方メートルの土地に配備してデータを集めるという計画だ。この無人機が2週間に1度、20分間にわたり作物の上を飛行して画像取得や測定を行うことで、研究者はどの品種のソルガムが最もよく成長しているかを見極められるというわけだ。また地表面でも測定を行うため、センサーを搭載した地上走行型のドローン2機も送り込むという。

ソルガムはバイオ燃料の原材料として、トウモロコシに代わる有力な選択肢である。干ばつを始めとする厳しい条件下でも生育可能なことを考えると、トウモロコシよりも優れているかもしれない。問題は、品種が多いため、バイオ燃料の生産量が一番多いのはどの品種なのか、科学者がいまだ把握できずにいることだ。米国エネルギー省は昨年、ロボットを使用して最適な品種の解明と開発を進めるよう、幾つかの研究チームに3,000万ドル(約33億円)の資金を提供すると発表した。今回のプロジェクトを計画したチームは、ドローンを投入すれば人間が行うよりはるかに短時間で、作物の情報を収集できると述べている。もし、この方法が世界中の科学者たちに取り入れられたら、調査研究における情報収集のスピードが上がることだろう。


注:この記事は米国版『Engadget』に掲載されたMariella Moon記者の記事を転載したもの。

By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー