ロシアの億万長者、ニュルブルクリンクの株式99%を取得
この数年間、ドイツの著名なニュルブルクリンク・サーキットは極度の財政難に陥っており、様々な買い手が経営の再建を図ろうとしてきた。そして、ついにロシアの億万長者であるヴィクトル・ハリトーニン氏が、ドイツ・デュッセルドルフを拠点にする自動車部品メーカーのカプリコーン・グループを制し、買収を完了させた。カプリコーン・グループは支払いに滞りがあったため、ニュルブルクリンクの経営権を完全掌握できず、その間にハリトーニン氏が徐々に参入してきたのだ。また、ニュルブルクリンクでレースドライバーをサポートするGetspeed Performance社も出資に関与している。

報道によると、ハリトーニン氏がニュルブルクリンクの株式の99%を取得し、Getspeed Performance社が残りの1%を所有しているという。以前、ハリトーニン氏の所有株は80%であったが、このたび4,300万ドル(約46億円)相当の株を取引きし、その全購入額は8,700万ドル(約94億円)におよぶとみられる。

財政難が原因で、ニュルブルクリンクは2015年にF1開催地から外されてしまい、伝説的なサーキットを訪れる観光客を頼りに生活している周辺地域の人々にとっては、大きな気がかりであった。ハリトーニン氏は、F1運営組織の最高責任者であるバーニー・エクレストン氏との交渉を継続し、2017年にニュルブルクリンクでF1グランプリを復活させる望みがあると語っているという。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー