アストンマーティンのパルマーCEO、「未来のボンドカーは電気自動車になる」と予測
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いつも脚の長いモデルのような女性を連れ、未来的な武器を持ち、粋に着飾ったジェームズ・ボンドなら、さぞ満ち足りた生活を送っていることだろう。だが間もなく、彼のクルマの選択は電動モーターとバッテリーを使った環境に優しい方へ向かうかもしれないと、アストンマーティンのCEO、アンディ・パルマー氏は語っている。彼は将来のボンド・カーが電気自動車(EV)になると予測しているのだ。

パルマー氏は米国のニュース専門放送局CNBCによる最近のインタビューで、人々がEVを選択するようになることは「ほとんど死と税金と同じくらい避けられない」と語り、映画の中のボンドカーにも同じことが言えると答えている。そのインタビューの様子はこちら(英語)からご覧いただける。

アストンマーティンは、映画『007』シリーズの3作目、1964年に公開された『007/ゴールドフィンガー』から、ボンドカーとして使われてきた。この作品ではショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが、アストンマーティン「DB5」を運転している。また、最近の話でいえば2015年の映画『007 スペクター』のためだけに、同社はボンドが乗る「DB10」を製作した。

EVとなったボンドカーがMI6のスパイにとって魅力的な点は、環境に優しいということよりも、強大なトルクによる弾丸のような加速であると、パルマー氏は語っている。1991年に日産に入社し、日産「リーフ」の開発で重要な役割を果たした同氏だからこそ、それが分かるのだろう。彼は2014年までにインフィニティ「LE」に電動パワートレインを加えるように指示していたが、結局その年に日産を去り、アストンマーティンにCEOとして移籍している。

英国の自動車メーカーであるアストンマーティンは昨年、中国の投資ファンドである信中利と共に、EV版「ラピード」を2017年末までに生産する計画を発表した。その最高出力は1,000hpを目指すと言われているので、ボンドカーとしても十分使えるだろう。その他にも、アストンマーティンは2015年に発表した完全EVのSUV「DBX」の市販化に向けた開発も進めているようだ。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー