「リーフ」なら待たずに買える! 日産がテスラ「モデル3」の成功を逆手に取る広告戦略に!
確か孫子には"敵の利点を消し、弱点に変える"というような名言があった。ひょっとすると日産の社員は、それを読んだのかもしれない。いずれにせよ、この日本の自動車メーカーは、同社の電気自動車「リーフ」の最新広告で、数十万件の予約を受注したテスラモデル3」の爆発的な人気ぶりを逆手に取る戦略に打って出たのだ。

当然、テスラは新型モデル3が受けた約40万件もの予約(最新の見積もりによる)に嬉しい悲鳴を上げている。しかし、"間もなく"といっても納車されるのは2017年だし、予約金をまだ納めていないなら、手に入るのはさらに後になるだろう。そこで日産は「予約不要」という謳い文句を使い、リーフの購入に切り替えてもらおうとしている。もちろん、モデル3に備わるような長い航続距離や豪華な装備はついてこないが、リーフならずっと少ない金額で販売店に行ったその日に手に入るのだ。モデル3の価格は約3万5,000ドル(約390万円)だが、リーフはインセンティブ抜きで2万9,860ドル(約330万円)からという値段で買える。日産はフロント・グリル周りにもコストを掛けている。

米国の自動車メディア『Automotive News』によると、この広告は22日の大手新聞に掲載され、人々にこう問い掛けているという。「今日、電気自動車リーフを運転できるのになぜ待つの? 4,000ドル(約45万円)のキャッシュバックがあり、航続距離はクラス最高レベルなのに、なぜ1,000ドル(約11万円)を支払って予約の順番待ちをするの?」 

さて、このメッセージに説得される人は現れるだろうか?


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー