他の大勢の人々と同様に、ケーニグセグのクリスチャン・フォン・ケーニグセグCEOもまた、先週の木曜日(4月21日)に亡くなったロック・レジェンド、プリンスの大ファンだったようだ。同日の午後、ケーニグセグはFacebookの公式ページ上において、「パープル – プリンスを追悼して。キッド、あなたのご冥福をお祈りします。こんなに早く逝ってしまうなんて」というコメントと共にパープル・カラーをまとった「CCXR」の画像を投稿。これに大きな反響があったことを受けて、翌日の金曜日には、同じ色調の「レゲーラ」のレンダリング画像を公開した。こちらには、「スウェーデン語で"Lila Regera"。これは、英語でいえば"Purple Reign"というような意味だ」と、その名前についてコメントが添えられている(注:キッドとは映画『パープルレイン』でプリンスが演じた主人公の名前で、Purple ReignはもちろんPurple Rain"と掛けています)。

また、他の自動車メーカーも、57歳で急逝したプリンスに対し追悼メッセージを送っている。中でも、シボレーによる赤い「コルベット」の投稿は印象的だ。プリンスの曲『リトル・レッド・コルべット』の「ベイビー、君はあまりにも速すぎる(Baby, you're much too fast)」という一節になぞらえて、「ベイビー、その死は早すぎる(Baby, that was much too fast)」という言葉が書かれている。

ケーニグセグによるこのパープルのレゲーラは、明らかに派手なスタイルだが、魅惑的でジャンルを越えたプリンスの音楽にマッチしていると言えるだろう。ケーニグセグによれば、80台限定のレゲーラは、受注を受けてから納車までに2年かかるとのことなので、パープル・カラーをまとったこのクルマが実際に作られるとしても、それはまだかなり先のことになるだろう。しかし、このケーニグセグが作成したレンダリング画像が魅力的であるという意見には我々も同意する。プリンスのファンの誰かが、このカラーリングを施したレゲーラをオーダーし、残された我々と自動車業界に、紫の愛を拡げてくれることを願うばかりだ。



By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー