ブリヂストンは"疲れにくいという安全性能"ということを売りにした「プレイズ」というタイヤを販売している。

しかし、疲れにくいというという感覚は人それぞれの主観的なことであり、果たして薬の効能のように謳うことはできるのだろうかと疑問に思っている読者も多いだろう。

「プレイズ」では、その疲れという感覚を数値化して、低減効果を実証したということなのでご紹介しよう。

画像は、電通サイエンスジャムの担当者が感性アナライザを頭に装着し、脳波信号を計測されている様子だ。

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担当者の脳波信号を読む、つまり心の中を丸裸にしているのは、脳波信号解析の第一人者である慶応義塾大学理工学部システムデザイン准教授の満倉靖恵先生だ。

音楽の波は、式で表すことが出来るし、画像情報も定式化できる。感情はこれまで定性的にとらえられてきたが、それを定式化して、定量化しているということだ。

これまでの簡易脳波計は、意味解析が曖昧で、個人差が曖昧などの問題点があったとのこと。それらの問題をクリアした世界初の機器がこの感性アナライザなのだ。




こちらが感性アナライザの簡易脳波計。頭に装着し、数十秒キャリブレーションすれば、すぐに計測できる。将来的には、つけていることを感じさせることがないようなものを開発したいとのことであった。

筆者も含め、実際に何人かの参加者がこの簡易脳波計を体験したが、本当に自分が思っていることをiPadのモニターで数値化されてしまい、皆その正確さには驚きを隠せない様子だった。

また、あえて嫌いなのに好きと思うように考えたりしたとしても、それをしっかり読み取って本心を数値化することが出来るという。まさに人の心を丸裸にしてしまう機器がこの感性アナライザなのだ。

なお、この感性アナライザを装着した被験者に、どちらが「プレイズ」でどちらが従来タイヤか、わからない状態で2台のクルマを運転してもらった結果、明らかに「プレイズ」の方がストレスが少なく疲れにくいということが数値化できたとのことだ。



疲れを低減するという効果は、ストレスの蓄積を低減することで実現できるとのこと。

コーナリング、レーンチェンジ、そして直線であっても人は細かなハンドル修正を無意識に行っており、その細かな修正を少なくしてあげることで、ストレスを減らし、疲れを低減するということだ。

疲れにくいを実現するために搭載された技術は、自動車を思ったとおりに運転することが出来るという当たり前のようなことを忠実に実現させる技術というわけだ。


具体的には、タイヤのパターンを変えたり、非対称形状にしたり、タイヤの接地性能を向上させたりするというもの。

ドライバーの疲労が低減されれば、より運転への集中度が高まり、安全運転ができるようになる。

タイヤを変えたことによって疲労が少なくなったということは、なかなか実感はできないものの、先ほどの感性アナライザーでの測定では顕著にその差が表れているとのことだ。


テスト車両は、ベーシックタイヤ「ネクストリー」と疲れにくいタイヤの「プレイズ」を装着したトヨタ「プリウス」が用意された。

実際に筆者が試してみたが、「プレイズ」は「ネクストリー」と比べ、明らかにハンドリングの差、接地感の差が感じられた。大げさにいうと運転がうまくなったような感覚にもなるほどの違いがタイヤの性能として表れていた。

また、思い通りの操作ができるということは、疲れにくいというだけではなく、運転の楽しさへもつながるのではないかと感じた。

これまでは、タイヤ交換時の選択肢として、グリップ性能が良いもの、燃費性能が良いものといった機能で選んできたかと思うが、毎日の通勤距離が長いドライバーや週末のロングドライブで疲れを感じているドライバーなどは、疲労が少ないという観点でタイヤを選んでみるのも良いだろう。

電通サイエンスジャム 公式サイト
http://www.dentsusciencejam.com/kansei/


Autoblog 掲載中のジャーナリスト齋藤 聡氏による「プレイズ」試乗記を合わせてご覧頂きたい。
【試乗記】ブリヂストン「Playz」いつもより安心で楽ちんで疲れないと感じる:齋藤 聡

ブリヂストン 公式サイト
http://tire.bridgestone.co.jp