テスラのイーロン・マスクCEO、目標達成したら約1,770億円を獲得 すでに半分をクリア
イーロン・マスク氏は、莫大な報酬の獲得に向けて着実に歩みを進めている。テスラモーターズと自身が締結する契約において、予定を上回るペースで目標の半分を既に達成しており、目標達成期限の2022年を前に、時価総額で16億ドル(約1,770億円)に相当する527万株のストックオプションを基本給とは別に獲得する可能性があるという。

この契約では、テスラの時価総額目標と事業目標がそれぞれ10項目ずつ設定されており、ペアで達成されるごとにマスク氏はストックオプションの10%を付与されることになっている。テスラが証券取引委員会(SEC)に提出した最新の書類によれば、同氏は現在までに5ペアを達成しているとのこと。金融情報サービスの『Bloomberg』は、現時点でマスク氏が保有する264万株は時価総額で5億8,900万ドル(約650億円)にのぼると伝えている。

残り半分のストックオプションを獲得するには、マスク氏はこの先、多くの目標をクリアしなくてはならない。事業目標では、新型電気自動車「モデル3」のプロトタイプを完成させ、市販に漕ぎ着けることが求められている。さらに販売台数を当初の20万台から最終的には30万台に引き上げる必要がある。時価総額目標としては、現在の329億8,000万ドル(約3兆6,500億円)から432億ドル(約4兆7,800億円)への上昇だ。

マスク氏がすべての目標を達成した場合、その報酬は莫大な額になる。Bloombergによれば、テスラの時価総額が目標額の432億ドルに達すると、ストックオプションの時価総額は16億ドル(約1,770億円)にまで膨れ上がるという。とはいえ、マスク氏がお金のために自動車産業に身を置いているとは思えない。なぜなら、テスラが本社を置くカリフォルニア州の最低賃金と同等の給与支払い小切手を換金していないからだ。なお、マスク氏は1月の時点でテスラの株式の22%を所有しており、現時点での時価総額は70億ドル(約7,740億円)となっている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー