アストンマーティン、レース活動を反映させた公道仕様の限定モデル「ヴァンテージ GT8」を発表
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アストンマーティンが、まもなく発売される限定モデル「ヴァンテージ GT8」を公開した。FIA世界耐久選手権に参戦する同社のレーシングカーから着想を得たこのクルマは、2015年に発表された「ヴァンテージGT12」と似ているが、こちらは名前が表す通りV8エンジンを搭載している。生産台数はわずか150台の予定だが、12気筒エンジンの兄弟車よりも50台多い。日本市場への導入については、今のところ発表はない。

この限定車に関する情報はすでに選ばれた顧客に伝えられていたが、その際にはスケッチが公開されただけで完成した実車の写真はなかった。アストンマーティンが正式発表まで隠しておきたかったからだ。

GT12は6.0リッターV型12気筒エンジンを搭載していたが、V8ヴァンテージがベースのGT8には最高出力を(V8ヴァンテージSの436psから)446psに少しだけ引き上げた4.7リッターV型8気筒エンジンが搭載されている。また、内外装の各部にカーボンファイバーを使用することで、これまでで最も軽量かつ最もパワフルなV8ヴァンテージとなった。アストンマーティンによると、アグレッシブさを増したボディ・ワークはレースで鍛えられたものであり、単に見せびらかすために製作したものではないという。同社のスペシャル・プロジェクト&モータースポーツ部門のディレクターを務めるデビッド・キング氏は、「ル・マンにおけるレース活動を忠実に反映した公道仕様車を、アストンマーティンはずっと作りたいと思っていた」と話す。そして、このGT8でその夢を叶えたわけだ。

GT8のトランスミッションは、GT12と同様に6速MTまたはパドルシフト付き7速オーテメイテッドMT「Sportshift II」から選択できる。いずれにしてもモータースポーツを基調としたこのクルマの購入者を満足させることだろう。オプションでカーボンファイバー製のルーフと、ポリカーボネイト製のサイドおよびリアウィンドウを選べば、さらなる軽量化も可能だ。空調システムとオーディオ・システムも装備するため、着想の元になったレーシングカーよりも多少は快適性が向上しているはずだ。

オプションの"Halo"ペイント・スキームと呼ばれるレースカー風のカラーリングも用意されており、スターリング・グリーンとライム(写真)、チャイナ・グレイとブルー、ストレイタス・ホワイトとグリーンの3種類から選ぶことができる。価格は16万5,000ポンド(約2,550万円)からで、2016年の後半に納車が始まる予定だ。




By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー