【ビデオ】ロシアのチューナーによって改造され、ターボの
角のようなエキゾーストと目玉のようなターボを持つこの獣のようなアウディが、どこからやって来たのかはよく分からない。米自動車メディア『Road & Truck』が突き止めたところによると、これはトータル・レースというロシアのチューナーが作り上げたものらしい。ボンネットはなく、通常は4.0リッターV8エンジンの下方に装備されている標準のターボチャージャーに替わって、巨大な2つのタービンがヘッドより上に装着され、クレイジーなエキゾーストを突き出したアウディ「RS7 スポーツバック」の映像を是非、ご覧いただきたい。

これがどれほどのパワーを秘めているのかも明らかではないが、走り去る様子から見て"相当"なパワーがあると思われる。YouTubeのビデオのタイトルには「第10段階のチューニング」と書かれているが、本当かどうかは分からない。このフランケンシュタインのように接ぎ合わされたエンジンが理論上発生する全ての力を、ドライブトレインがタイヤに伝達することはまず無理だろう。何らかの電子制御系技術を駆使して、少なくとも走行できるくらいまでパワーを抑えているのかもしれない。トラクションコントロールが生きているのなら、そのおかげでタイヤが溶けずにいる可能性も考えられる。あんまり走るとどこかが故障するかもしれないが、YouTube用のビデオを撮影するために1、2度走る程度なら問題ないのだろう。

もっとも、「RS7 スポーツバック パフォーマンス」が標準で発生する最高出力605psから、このクルマがそれほどパワーアップされていなかったとしても、我々は特に気にならない。ヒートガードが巻かれ、興奮したシカの角のように突き出たパイプから鳴り響く、甲高いエキゾースト・サウンドには計り知れない価値があるからだ。ロシアよ、ありがとう。




By David Gluckman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー