リニューアルされた英国BBCの自動車番組『トップギア』が面白いかどうか、新シーズンをすべて見ないうちに判断を下すことはできまい。しかし、番組のテストトラックであるダンスフォールド飛行場での撮影が順風満帆とは言えないことを示唆する噂がまた聞こえて来てしまった。

英国のエンターテインメント系情報メディア『Entertainment Daily』が伝えるところによると、新司会者のクリス・エヴァンスマット・ルブランが"冷戦状態"になっているというのだ。2人の関係は、米国人をキャストに加えることについて、エヴァンスが米国人を蔑むような発言をした時から冷ややかなものだったらしい。また、タブロイド紙『The Sun』では、匿名の情報源が「エヴァンスにはルブランを選ぶ気は全くなかった。米国の視聴者をつかむために下された決断だったんだ」と内情を明かしている。

どうやら、先日ルブランがロンドンのウェストミンスターにあるセノタフ(第一次世界大戦の戦没者のために建てられた記念碑)でスタントを行った際に起こした騒ぎ(下の映像)によって、一気に関係が悪化したようだ。ルブランはケン・ブロックの1965年型フォード「マスタング」を大改造した「Hoonicorn」に乗り、戦没者記念碑の近くで何度もドーナツターンを繰り返した。この撮影が第一次世界大戦で亡くなった70万人以上の英国人に対する冒涜だと大々的に非難され、エヴァンスはツイッターで公式に謝罪しなければならない状況に追いやられたのだ。この騒動の間、ルブランは沈黙を貫いていた。

前述の『The Sun』は、エヴァンスはセノタフでのスタントが「番組のイメージを著しく損なった」と考えており、それ以来ルブランとの関係は「氷のように冷え切った」と伝えている。だが、米国のタブロイド紙『NY Daily News』によれば、既に人気TVドラマ『フレンズ』のスターは「(クリス・エヴァンスと)冷戦? 滑稽な話だ」とツイッターに投稿し、『The Sun』の記事に反論しているという。 これは他の出演者についても言えることだが、実際に彼ら2人の仲がどうなっているのかを我々に知る由はない。しかし、番組の裏側にまつわるトラブルが報じられたのは今回が初めてではないこともまた事実。それが映像にどんな影響を与えているかを確認するには、放映を待つしかない。




By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー