ベントレーが想像する20年後の高級車は、ホログラムの執事付き
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誰だって空想にふけることはある。英国の自動車メーカー、ベントレーも例外ではない。同社が思い描く未来の高級車は、自動運転で走るだけでなく、車内にホログラムの執事が現れるというものだ。この幻想的な画像はファンがPhotoshopで作成したものではない。ベントレーが正式に公開した20年後の同社のクルマのイメージなのだ。

「Future of Luxury(ラグジュアリーの未来)」と称したこのコンセプト・イメージは、ドイツ人のステファン・シエラフ氏率いるベントレーのデザイン・チームが制作したもの。シエラフ氏はこれまで数十年にわたり、アウディフォルクスワーゲンのインテリア・デザインを手掛け、途中3年間ほどメルセデス・ベンツのインテリア・コンピテンス・センターに籍を置きながらも、2015年にベントレーのチーフ・デザイナーに就任した。そんな彼のチームが力を入れているのが、近未来におけるラグジュアリーカーの方向性を想像し、表現することだ。

たとえ伝統的なベントレーのイメージが、映画『スター・ウォーズ』に登場するレイア姫のホログラムよりも、アレック・ギネス演じるオビ=ワン・ケノービに近いとしても、ホログラフィックなインターフェイスというのは、現代のカーデザインにSF的な要素を加味する試みとして興味深い。このインテリアのコンセプトを見ると、ムーディーな照明やスクリーンセーバーのようなサイドパネル、そしてタッチスクリーンのミュージック・インターフェイスに、米国のミュージシャン、BECKが2005年に発表したアルバム『Guero』のジャケットが映し出されているのが見て取れる。とはいえ、20136年になっても、ベントレーの乗客は優雅に手書きで手紙をしたためているという想定らしい。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー