テスラ、「モデルX」の改良を発表 75kWhのバッテリーを搭載するエンドリー・グレード「75D」を設定
先日発表されたテスラモーターズの新型電気自動車「モデル3」が大きな注目を集める中、同社は密かに既存ラインナップにも若干の見直しを行っていた。同社は12日、クロスオーバーモデルX」にエントリー・グレードの「75D」を新たに設定すると発表した。

これまでのエントリー・グレードだった70kWhのバッテリーを搭載する「70D」は姿を消し、替わりにテスラは75kWhのバッテリーを採用することで、航続距離が17マイル(約27.4km)延びたこのアップグレード・モデルの提供を開始した。つまり、新しいモデルXのオーナーたちは、この新型バッテリーで237マイル(約381.4km)の航続距離を期待できるのだ(新欧州ドライビングサイクルでは417km)。

しかし、この恩恵を受けるため、ドライバーたちはそれなりの代償を支払うことになる。今回の変更により、モデルXのエントリー・グレードの価格は、8万ドル(約875万円)から8万3,000ドル(約907万円)に値上がりすることになったのだ。代償はこれだけではない。最高速度は140mph(約225.3km/h)から130mph(約209.2 km/h)に下がってしまう。ちなみに上位グレードの「90D」と「P90D」の最高速度は155mph(約249.4km/h)に達するとのことだ。 全輪駆動が標準となり航続距離が延びたモデルX 75Dと出会おう

この変更は、3列目シートのラッチ部分に不具合があり、前方へ勢いよく倒れる可能性があるとして、モデルXのリコールが出された翌日に発表された。今回のリコールには、米国で納車された2,700台が該当する。また12日には、テスラは新しいフロントフェイシアを含む「モデルS」のアップデートを発表している。

納車は90DとP90Dが5月、75Dは6月を予定しているとのこと(日本では新規予約分の納車は2016年後半以降になる予定)。さらなる詳細は、日本語版の公式サイトをご覧いただきたい、


By Pete Bigelow
翻訳:日本映像翻訳アカデミー