フロントを一新! テスラ、フェイスリフトした「モデルS」を遂に発表
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テスラモーターズは12日、フェイスリフトした「モデルS」を公開した。実は同日の朝、米国版AutoblogではフェイスリフトされたモデルSのリーク画像を掲載したところだった。テスラはその直後に公式発表を行ったので、"リーク画像"としては短命に終わってしまった。なお、この新しいモデルSの販売も12日から始まっている。

一言付け加えておくと、テスラはモデルイヤーを使わないので、これは"2016.5年型モデルS"とか、そういった名前にはならない。興味深いことに同社は、ソフトウェア会社のように(偶然ではない)、ローリングアップデート(ソフトウェアの更新や入れ替えの際、システムを完全には停止せずに更新する方法)を行う傾向にある。今回の更新のいくつかは実質的な改善で、単なる外見上の変更だけではない。アップグレードされた充電器がその一例だ。従来の40アンペアから48アンペアに上がり、「モデルX」に標準装備される充電器と同じになった。テスラによると、高いアンペア数の充電器につなげると、より速く充電できるという。

また、アップグレードされたモデルSには、モデルXと同じHEPAフィルターを使った空調システムも採用された。テスラによればこれによって「微粒子状の排ガスの99.97%以上と実質すべてのアレルギー物質、バクテリアや他の汚染物質が車内の空気から取り除かれる」という。空気中の病原体を捕まえるほどの濾過レベル(対生物兵器モード付き)が本当にクルマに必要であるかは大いに疑問だが、麻疹が流行している区域を走行する場合に備えているのかもしれない。

審美的な観点から言うと、消費者にとって一番分かりやすい大きな変化はフロントフェイシアだろう。モデルXと同系のスタイリングで、先日公開された「モデル3」の市販バージョンにも似ている。モデルXと同様のフルLEDアダプティブ・ヘッドランプも採用された。インテリアには新しく2つのウッドトリムが用意されている。1つはテスラが"Figured Ash(フィギュアド・アッシュ)"と呼ぶ木目で、もう1つはただのダークアッシュだ。今回の変更はこれだけだが、他の機能も準備ができ次第、無線ソフトウェア・アップデートを使って更新されるという。

なお、もしあなたがアップグレードされた72アンペア車載充電器を息を凝らして待っていたのならお知らせがある。これはフェイスリフトされた「モデルS」のオプション装備として用意され、日本での価格は18万8,000円となっている。最新のモデルSのコンフィギュレーターで他のオプションもチェックしてみよう。


By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー