ランボルギーニとポルシェが、自社のクラシックカー部門で徹底的にレストアした歴史的モデルを公開
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4月6日~10日までドイツで開催されたクラシックカー・イベント「テクノクラシカ」で、フォルクスワーゲン・グループは2つのフラッグシップ・ブランドのヒストリックカー部門が、"修理"とは次元が異なる自社の"復元"プロジェクトを展示して存在感を示した。ポルシェは歴史的に有名な「911」を完璧にレストアして出展。逆にランボルギーニは製作途上で地金が剥き出し状態の「ミウラ」のボディを披露した。

今年は名車ミウラが誕生から50周年を迎えることもあり、ランボルギーニは2015年春、同社の歴史的モデルに関するレストアや鑑定を行う部門として「ポロストリコ」を新設。シャシー・ナンバー「5030」の「ミウラSV」は、見ての通り修復作業の真っ直中であり、フレームは修繕されたが完成には至っていない。にもかかわらず、ランボルギーニはこの車両を展示した。並べて置かれているのは、同部門が初めて手掛けたプロジェクトとしてレストアが完了したばかりのグリーンのミウラSV(シャシー・ナンバー「4846」)と、組み上げて総点検を終えた「ミウラP400S」のエンジンだ。


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一方、生産終了から10年以上経過したモデルのケアを担当するポルシェ・クラシックは、2年の歳月を掛けてレストアした「911 2.5 S/T」を展示。1971年末にレース用車両としてわずか24台が生産されたうちの1台で、特にこの個体は当時のワークス・ドライバーだったユルゲン・バルト氏が運転し、1972年のル・マン24時間耐久レースでクラス優勝を飾っている(その後、バルト氏は1977年の同レースで総合優勝した)。数年前に米国のコレクターが保存状態が悪かったこのクルマを発見し、ポルシェ・クラシックにレストアを依頼したという。しかしこの仕事は途方もないものだった。この911 2.5 S/Tは後に「Gシリーズ」と呼ばれる仕様に改造されていた上、事故による損傷が「プロフェッショナルとは言えないレベルで修理」されており、腐食や変形も酷く、挙句の果てには子供の遊び場となっていたからだ。

2台のクルマを見れば、ランボルギーニとポルシェそれぞれのレストア部門が、自社の伝説的クルマを保存するためにどのような活動をしているかがよく分かる。エッセンでこれらのクルマを直接見ることができなかった人は、ぜひギャラリーの写真をチェックしていただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー