ヒラリー・クリントン氏の所有していたオールズモビル「カトラス・シエラ」が売り出し中(ビデオ付)
ホワイトハウスでかつて庭師頭を務めていた米国ペンシルベニア州ゲティスバーグ在住のマイク・ローン氏が、1986年型オールズモビル「カトラス・シエラ」を売りに出している。といっても、中古車情報誌にたくさん出ているようなシエラではない。この大衆車は走行距離がわずか約3万マイル(約4万8,300km)というだけでも既にレアなのだが、注目すべきはそのオーナー歴だ。このクルマをローン氏の前に所有していたのは、あのヒラリー・クリントン氏なのである。

米メディア『The Evening Sun』によると、ローン氏は娘の運転練習用にするつもりで、2000年にこのオールズモビルを購入したという。ところが娘の好みには合わなかったとみえ、手動式の窓が「オバさんくさい」と言われてしまい、結局ガレージの奥にしまいこまれる運命となった。ホワイトハウスに置かれていた時代もほとんどの間は門の内側に駐車されており、ほんの時折動かされる程度だったという。クリントン氏の一人娘であるチェルシー・クリントンさんも何度か練習でこのクルマを運転したことがあるそうだから、どうやら中古のカトラス・シエラはそんな役目に向いているようだ。

ローン氏は、現在行われている大統領選の行方がどうなろうと、このクルマはもう手放す時が来たと言う。"あまりにも長い間"所有してきたし、カトラス・シエラにとっても、ガレージに置いておくだけでは何の役にも立たないと思ったらしい。同車の名義は今もクリントン氏のままで、アーカンソー州のライセンスプレートが付いている。ローン氏は現在の価値はわからないと述べているが、自動車保険会社Hagerty社の見立てでは8,700ドル(約95万円)と判断されたそうだ。ただし、これはコンディションのみに基づいた査定であり、著名な前オーナーのことは加味されていない。

このシエラはかつて2011年にも売りに出されたものの、その時は売却に至らなかったという。当時の紹介映像がYouTubeに現在も残っているので、ぜひご覧いただきたい。さて、今回の結果は果たしてどうなるだろうか?




By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー