新型フォード「GT」、オンラインで500台分の受注を開始! ただし厳しい購入者選定審査あり
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45万ドル前後(約5,000万円)と言われるフォード「GT」の購入希望申し込みが、4月13日(米国現地時間)より開始された。同社はフェラーリの戦略から学び、オーナーとなるのに相応しい人物を慎重に選考するつもりだ。この新型GTは年間250台の限定生産のため、2年分の500台のみがウェブサイト上で注文を受け付けている。

フォードのお眼鏡に適った顧客のもとに届けられるGTは、コンシェルジュ形式のサービスを介してそれぞれオーナーの好みに合ったカスタマイズが施される。だが、それ以外の方にも興味深いニュースがある。GTの公式サイト内にコンフィギュレーターが用意されているのだ。購入には手が届かない方でも、自分好みのGTをあれこれ考えながら楽しむことができる。これには我々もつい夢中になってしまった。

注目すべきは、この新型GTをベースにしたレース仕様車が、2016年FIA世界耐久選手権の各レースにチップ・ガナッシ・レーシングから出場することだ。最高出力や価格について公式な発表はまだないが、3.5リッターV型6気筒「エコブースト」ツインターボ・エンジンの最高出力は630hpほどと予想されている。価格はフォードによると40万ドル(約4,380万円)代半ばからとのこと。もちろん、このカーボンファイバー製クーペについては、その他のスペックも目を見張るものがある。

ところで、GTの申込み審査を確実にパスする目安はどれほどなのか、その詳細をフォード・パフォーマンス広報担当のマット・リーヴァー氏に伺ってみた。オーナーはフォードが定義する"ブランド大使"として、GTをガレージにしまい込むような人でなく、実際にGTに乗ってその魅力を存分に広めてくれる人物が理想であるという。つまり、新しいフォードのスーパーカーを運転したくてたまらないマニアであることが認められれば問題ないだろう。さらにリーヴァー氏は、高性能なフォード車を何台か所有し、社用としてフォード車をまとめて購入するような事業主を顧客の例として挙げて説明してくれた。そこまでフォードの大使役を求めて身も心も捧げるほどの情熱があれば、審査で優先されるはずだ。

とはいえ、最も優先されるのは現在のGTオーナーである。2月にもお伝えした通り、2005年あるいは2006年の先代GTを購入し、今も手放すことなく所有している顧客は最優先の計らいが受けられる。「私たちはGTを大切にし、長い間所有して頻繁に運転してくれるお客様を優先したい」とフォードの製品開発責任者、ラジ・ナイール氏も語っていた。

ところで新型フォードGTには、意外にもボディ・カラーが8色しか用意されていない。これにオプションで7色から選べるストライプを施すことが可能だ。選択肢は決して多くないのだが、それでも我々は一日の長い時間をコンフィギュレーターに費やしてしまった。我々が選んだフォードGTの仕様については、また後日お見せしよう。


By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー