米国の高校生たちが1956年型フォード「F100」を見事にレストモッド!
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学生にとって、あるいはそんな学生時代が遠い昔に過ぎ去った人にとっても、実際にその手でクルマを直すというのは良い経験になる。今回ご紹介するのは、レストア途中で放置されていた1956年型フォード「F100」が、米国ニューヨーク州の高校で自動車技術の授業で使われ、生徒たちが見事にレストモッド(レストア+モディファイ)を完成させたという話題だ。

今から60年前にカリフォルニアで新車で販売されたこの56年型フォードは、数名のオーナーの手に渡ったあと、ニューヨーク州プラッツバーグのMichael Stoutenger氏に買い取られた。同氏はこれを修復するつもりだったが、なかなか時間が取れず置き場所にも困り、結局は志半ばで売りに出すことに決める。これが同州ESM高校の自動車技術科で教師をしているRyan Beckley氏の目に留まり、バラバラのパーツの状態で購入され、同校で自動車技術について学んでいる生徒たちがレストモッドに取り組むことになったのだ。

当初はブルーだったというボディは、レインフォレストグリーン・メタリックに塗り替えられ、オリジナルの292キュービックインチ(約4.8リッター)V8エンジンは、エーデルブロック社製インテーク・マニフォールドと4バレルのキャブレターを装備する302キュービックインチ(約4.9リッター)に載せ替えられた。もはや「働くトラック」という印象は消え、エアコン、パワーウィンドウ、パワーステアリング、パワーブレーキも装備する。オーク材が張られた荷台は、ESM高校の用務員であるJoe Procopio氏が製作したそうだ。

ESM高校では過去にも11年間、毎年様々なクルマのレストアやキットカーの製作を行っており、これまでに63年型ビュイック「ワイルドキャット」、65年型フォード「マスタング」、72年型シボレー「シェベル」、そしてファクトリー・ファイブ製「コブラ」レプリカなどを手掛けてきたという。完成したトラックはラッフル(チャリティー活動を目的とした抽選)の賞品として様々なショーに出展され、最終的に7月15日から17日まで開催される北西部最大の自動車ショー「シラキュース・ナショナルズ」の閉幕時に当選者が発表される予定だ。収益金は同校の次なるレストア・プロジェクトや奨学基金に充てられる。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー