米国の男性ドライバーは、女性よりも急速にMT車への関心が薄れていることが判明
米国の自動車雑誌『カー・アンド・ドライバー』が立ち上げた「Save the Manuals」(マニュアルを守ろう)の活動は、あまり効果がなかったらしい。というのも、リース契約したクルマの譲渡/引き取りを仲介している「Swapalease」が、取引されたリース契約車両5万台以上を調査した結果、米国人は急速にクラッチペダルのあるマニュアル・トランスミッション(MT)車に見切りを付けていることが分かったというのだ。また、その調査によると、女性よりも男性の方が自分でシフトチェンジしなくなっていることも明らかになった。同社はこのMT車に対する関心の消失を「マニュアル・ドリフト(マニュアル離れ)」と呼んでいる。我々にはむしろクラッチのあるクルマで楽しむような言葉の響きではあるが...。

同社が2012~2015年のデータを検証したところ、実に明白な結果が出た。2012年には3,102台のMT車がリース契約されていたが、2015年は2,417台となり、わずか3年間で22%も減少したことが判明。また、特に男性がこれまでよりもMT車を好まなくなっている傾向にあることも分かった。2012年のMT車ドライバーの男女比率が男性85.4%:女性14.6%だったのに対し、2015年になると男性の割合が81.2%に落ちている。ここ数年で、急速に男性のMT車に対する関心が薄れていく一方であるのに対し、MT車を選択する女性の割合はむしろ2015年に18.8%へ上昇しているという。

オートマチック・トランスミッション(AT)のリース契約車両を選択するメリットは当然ある。運転が楽になるだけでなく、近頃のAT車ならMT車に比べて加速性能や燃費さえ優れている。英国BBCの人気自動車番組『トップギア』の元司会者であるジェレミー・クラークソンは2か月前、英国のタブロイド紙『The Sun』の自動車セクションに、MT車からAT車への移り変わりを擁護する内容のコラムを執筆している。彼の主張によると、MT車は開放的な道路では楽しさを味わえるが、渋滞のひどい市街地で毎日の通勤には使う気にならないとのこと。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー