水陸両用のランボルギーニ「カウンタック」がお手頃価格で売り出し中
映画『007/私を愛したスパイ』の中でジェームズ・ボンドが操縦したロータス「エスプリ」のサブマリンは、現在テスラCEOのイーロン・マスク氏が所有している。しかし、今回ご紹介する水陸両用のランボルギーニ「カウンタック」なら、あなたにも所有するチャンスがある。航海はおろか路上で使えるようにするだけでもかなりの手間が必要になるが、この水に浮くイタリアン・スーパーカーは現在1万8,995ポンド(約290万円)で英国の『eBay Motors』に出品されている。

このクルマは見た目こそカウンタックであるものの、海上であの朗々としたイタリア製V12エンジンのサウンドを聴くことは期待できない。なぜならローバー製V8エンジンに積み替えられているからだ。水上を航行する際には、油圧制御で車輪を引き上げ、エンジンのパワーテイクオフ(PTO)によってツインプロップインペラを作動。操縦は2枚の舵板で行うという。車内にあるボタンで水中煙幕を噴射すれば、あなたも気分はジェームズ・ボンドだ。

このカウンタックは、水陸両用車を専門に手掛けるSeaRoader社のマイク・ライアン氏によって製作されたという。eBayとライアン氏のサイトの両方で「多数のハリウッド映画に登場」とうたわれているが、映画で使われたクルマのデータベース・サイト『Internet Movie Cars Database』を見ても、英国BBC『トップギア』シーズン8の水陸両用車のエピソードにほんの少し登場したことが記載されているのみ。ライアン氏は番組の中で出演者たちが水陸両用車を製作するのも手伝ったという。

このカウンタックを手に入れようと考えているなら、航海に出る前に多少の苦労を強いられることは覚悟してほしい。出品情報によると、エンジンは動くものの、カーペットとシートはなく、燃料タンクにつながる燃料パイプは交換の必要があるそうだ。さらに、タイヤの交換とブレーキの修理も必要とのこと。しかし、カウンタックとジェームズ・ボンドに憧れるチャレンジ精神旺盛な人にとっては、実に夢のあるプロジェクトになるはずだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー