ランドローバーのクラシック部門が、新品同様にレストアした「シリーズ I」を25台限定で販売!
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ランドローバーのソリハル工場で最後の1台となる「ディフェンダー」生産を終えたわずか数ヶ月後、同社のクラシック部門は「リボーン(再生)」プログラムと呼ばれる新たな取り組みのもと、その原点でもある「シリーズ I」を新車同様にレストアした「シリーズ I リボーン」を、25台限定で販売すると発表した。

「シリーズ I」は、1948年に当時のローバー社が発売したランドローバーの原点と言える4輪駆動車。惜しまれつつ長い歴史を閉じたディフェンダーの祖先に当たる。今回、レストアされる25台の車両には、できるだけ忠実に再生可能なシャシーが候補として集められた個体の中から選ばれており、ソリハル工場にある特別な作業場で地金の状態に解体され、ボルト1本から組み直される。幸せな購入者はボディ・カラーを当時の5色から選ぶことができ、ホイールベースも2種類から選択可能。さらに、このビンテージ4輪駆動車がレストアされる様子も見学できるという。

ランドローバーは、4月6~10日にドイツのエッセンで開催された世界最大のクラシックカーショー「テクノクラシカ」にレストア前のぼろぼろの1台を展示し、すでに売約を取り付けている。完成車の価格は6万~8万ポンド(約920万~1,220万円)になるようだ。工場へ戻され"生まれ変わった"保証付きのランドローバーは決して安くはないが、完璧な仕上がりが期待できる。レストア作業には6〜9ヶ月かかる見込みで、25台が完成した後は、顧客のクルマを美しく維持するレストア・サービスも提供するという。

このリボーン・プログラムの前に、ジャガー・ランドローバーのスペシャル・オペレーションズに属するクラシック部門は、1950年代にル・マン24時間レースを制した優勝マシンの公道仕様車であるジャガーの「XKSS」を再生産することも発表している。こちらは1957年2月に起きたブラウンズ・レーン工場の火災で焼失して生産が完了しなかった9台のXKSSを、今になって再び製造するという計画であり、初代ランドローバーよりさらに高価な100万ポンド(約1億5,300万円)以上の値段で販売されるそうだ。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー